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UPDATE|2022/04/27

初選抜入りで話題・乃木坂46 柴田柚菜、成長を支えた北野日奈子と歌番組の存在

乃木坂46 『Actually...』(通常盤)

29thシングル『Actually...』で初選抜入り、さらに冠ラジオ番組スタートするなど大躍進中の4期生・柴田柚菜。そんな彼女はどのようにして成長してきたのか。2つの要素から紐解き、その足取りを追った。

【写真を見る】柴田柚菜が選抜入りを果たした『Actually...』MV場面カット

29thシングルで初選抜入りを果たし、4月5日からはbayFM『乃木坂46 柴田柚菜のDreaming time』が始まるなど、柴田柚菜の勢いが止まらない。いまの柴田を語るうえで欠かせないのが『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)と2期生の北野日奈子の存在だろう。

まず『乃木坂スター誕生!』から見ていこう。『青い珊瑚礁』や『揺れる想い』のソロ歌唱をはじめ、番組内で歌唱曲数がもっとも多いのが柴田だった(23曲)。ずっと「歌うこと」を愛してきた柴田にとって、『乃木坂スター誕生!』は自分をアピールできる絶好の機会となったのだ。

柴田は歌詞を調べて、自主練を欠かさず、1曲1曲に向き合った。母親の影響で幼い頃から聴いていたという安室奈美恵の『Chase the Chance』では、激しく踊りながらもブレることのない歌声を響かせて新境地を見せる。

『乃木坂スター誕生!』の成果もあって、柴田は歌番組で先輩や同期と2~3人でカバー曲を歌う機会が増えていく。

21年10月4日に放送された『CDTVライブ! ライブ!』(TBS)では、久保史緒里と2人でプリンセスプリンセスの『M』を歌った。しかし、柴田は自分の歌に納得できず、家に帰ると号泣した。リハーサルこそ緊張を隠せなかったが、本番では見事な歌声を披露した久保のプロ意識に感心したという。

22年3月28日、リベンジの機会が訪れた。『CDTV ライブ!ライブ!4時間SP』で久保と賀喜遥香と柴田で松たか子の『明日、春が来たら』を披露することになったのだ。満開の桜の下、春風のように柴田の歌声が吹き抜けた。

加入してから自分の武器を探していた柴田は、20年12月の4期生ライブあたりから「自分の武器は歌なのかもしれない」と思い始めて努力を重ねてきたが、いよいよ確立したように見える。

しかし、他の同期も歌唱力が上がっているため、柴田はまだ自信を持てずにいるという。だから努力を継続する。飽くなき向上心こそ、柴田にとってもう1つの武器なのかもしれない。


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