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UPDATE|2016/03/01

イベント史上最高動員数を記録!モーニング娘。’16ヒューストン公演

日本時間の2月28日、モーニング娘。’16が2014年のニューヨーク公演以来の海外公演を、テキサス州ヒューストン「Anime Matsuri」の中のメイン・イベントとして行った。

 「Anime Matsuri」はアニメ、マンガ、コスプレ、ビデオゲーム、音楽、ファッションといった日本の文化を紹介するコンベンションで、今年で開催10年目。開催3日間(2/26~2/28)で3万人以上を動員。モーニング娘。’16はその10周年を記念したスペシャル・ゲストとして招聘され、26日のオープニング・セレモニーに参加した後、3日間でライヴのほかにトークイベント、サイン会、WEBやテレビなど、現地メディアの取材を精力的に行った。モーニング娘。’16にとって譜久村がリーダーになって初の海外公演、そして鞘師卒業後、12人で初となる単独コンサートでもあった。

 歌割りが大きく変更になってから初めての長時間パフォーマンス、しかも野中が左足のケガによりフォーメーションには加われない中での出演、15時間の時差……普段以上に制限のある状況でのライヴはメンバーにとっても大きなプレッシャーだったと思うが、25日にヒューストン入りしたメンバーは元気いっぱい。12期にとっては初めて、グループとしては久しぶりの海外を楽しんでいるようだった。

 そんなメンバーも27日のライヴ当日は雰囲気が変わる。サイン会や取材の合間も寸暇を惜しんでMCの練習やリハーサル映像を見ながらの個々や全体の確認などを行い、次第に緊張と意気込みのテンションが高まっていく。

 「Anime Matsuri」への参加、ということでアニメやマンガ、ゲームといったコンテンツがメインである中、どのように受けとめられるかが注目された。アメリカのみならず世界中のファンが集結していたが、初めてモーニング娘。を見る、モーニング娘。自体を今回初めて知った人、たまたま見に来たという人も多い。そういう状況下で、動員は開場してみなければわからなかったわけだが、結果開演までに多くのオーディエンスで「EXHIBIT HALL」は埋め尽くされていた。

 オープニングにメンバー紹介の映像が流れ始めると大きな歓声が巻き起こり、「ARE YOU READY?」の文字が映し出されるとその歓声は最高潮に。そして1曲目『One and Only』のイントロで赤いチェック衣装のメンバーがステージに現れると歓声が悲鳴に変わった。

 モーニング娘。初の全編英語詞による『One And Only』はまさに今回のライヴの1曲目にふさわしい。そして激しいダンスとボーカルのコンビネーション・ナンバー『Oh my wish!』を披露後、メンバー1人1人が英語で自己紹介。野中以外、発音はたどたどしくも一生懸命思いを伝えようとしていた。野中は自分の紹介の中で今日は足のケガのために座ってのパフォーマンスになることを詫びると会場から拍手が。

公演中盤ではファンとの記念撮影も行われた

 アンコールが会場に響き渡り、いつしかそのコールは「ズッキ」コールへ。ニューヨークに引き続き巻き起こる「ズッキ」コール。ヒューストンでも鈴木の人気は形になって立証された。アンコール1曲目は『HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~』。日本の良さ・素晴らしさをハードなトラックをバックに伝えるこの曲、海外公演のアンコールに選ばれるのも納得の1曲だ。会場も再びヒートアップ。

 曲が終わって譜久村から見てくれた人に向けて英文のお手紙が披露された。「I Promise. We’ll Be Back!」で締めると、会場はわれんばかりの拍手で包まれた。そして最後に歌われたのは『One・Two・Three』。ヒューストン公演は今のモーニング娘。を象徴するナンバーで、大きな喝采とともに締めくくられた。

 その後、公式に今回のライヴは6000人以上の動員であったことが伝えられた。これはこれまでの「Anime Matsuri」10年間のすべてのイベントの中で最大の動員記録とのこと。モーニング娘。の海外活動史、そしてモーニング娘。の歴史上においても大きな意義のある公演となった。

 モーニング娘。を初めて見た人も多かった公演だったが、非常に好意的に受けとめられていることを感じることができた。期間中には、本人たちが参加しないところでハロー!プロジェクトの歴史をレクチャーするパネル・ディスカッションや、非公式であるがハロー!の曲だけのクラブ・イベントが別の場所で催されたりと、これまで海外への発信を継続的行ってきた成果を確実に実感できた。

 会場に訪れたファンは、「またアメリカに来てくれたことも本当にうれしいが、これを機に同じ趣味を持つ仲間・同じ思いを共有できる人と再会し集まる機会を作ってくれたことに本当に感謝しています」と話していた。

 また、ライブを終えたメンバーは「途中から『ライヴを終わりたくないな』と思っていて、ライヴが終わってハケた瞬間に寂しくて泣いてしまいました。また絶対にヒューストンでライヴをやりたいし、世界のいろんな国でライヴをやりたい」(譜久村)、「まさかアンコールでズッキコールが起こるとは思わなかったし、とてもうれしかったです。今まで海外の方からたくさんの素敵な思い出をもらってきたけど、今回の公演で新たに素敵な思い出が増えました」(鈴木)と、それぞれ久しぶりの海外公演を終えての熱い想いを話してくれた。



ヒューストンでもモーニング娘。’16らしい、圧巻のパフォーマンスを見せつけた

セットリスト
M1 One and Only
M2 OH MY WISH!
MC1
M3 ENDLESS SKY
M4 恋愛ハンター(updated) 
M5 スカっとMy Heart
M6 ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。
MC2
M7 そうだWe’re ALIVE(updated)
M8 LOVEマシーン(updated)
M9 恋愛レボリューション21(updated)
MC3
M11 愛の軍団
M10 冷たい風と片思い
M11 THE 摩天楼ショー
M12 愛の軍団
M13 わがまま 気のまま 愛のジョーク
M14 What is LOVE?
アンコール
EN1 HOW DO YOU LIKE JAPAN?
MC4
EN2 One•Two•Three(updated)

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