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UPDATE|2016/03/21

「ウルトラマンギンガ」の久野千草役・雲母(きらら)が映画初主演で一人二役に挑戦!

2013年、「ウルトラマンギンガ」シリーズでヒロイン久野千草役に抜擢されて本格女優デビューし、その後も映画や舞台などコンスタントに出演を続け、来たる3月19日(土)公開映画『天使に“アイム・ファイン”』では、遂に初の単独主演に抜擢。さらに初の一人二役にも挑戦した、現在18歳の女優・雲母(きらら)さん。公開直前に、お話を聞いて参りました!


——雲母さんの天使は、とてもポジティブで元気いっぱい。素敵でしたよ。


雲母 良かったです!


——撮影現場では、共演者の方々とやりとりはありましたか?


雲母 撮影現場で、主役としてちゃんと存在できるように気をつけました。ベテランの方々は、集中力があって役への取り組みがとても繊細な感じがしましたね。役に染まっているし、迫力のある演技だと思いました。だから、それに頑張ってついていきたいと思いました。みなさん、励みになるような方々ばかりで、演技も素晴らしく、優しくて気さくな方が多かったです。芦川さんも初日からお話してくださって、あまりベテラン俳優さんだからと緊張することなく、役として向き合えたと思います。


——撮影で徳島や福島ロケに行かれたとお聞きしましたが、地方ロケはいかがでしたか?


雲母 福島や徳島にも行きましたし、小学校の撮影では(神奈川県)三浦市にも行きました。撮影が真夏だったので本当に暑かったです。特に福島ロケは、7月の後半からでしたが、気温が36~38度くらい。朝からずっと暑くて。平野だったので日蔭もなく、風もなかったんです。私は傘をさしていただきましたが、スタッフさんは本当に大変そうで、みなさん、日焼けして頑張っていました。水分もたくさんとったり…そういえば、地元の方が差し入れして下さったんです!あんずジュースとか、きゅうりの漬物や桃、すいかとか、たくさん差し入れをいただき、その優しさに感動しました。とってもおいしかったです。


——いいですね!地元の名産は何か食べに行きましたか?


雲母 福島は馬刺しが有名と聞いて、お店を探して食べに行きましたよ。馬刺しもおいしかったです。


——渋好みですね~!お話は映画に戻りますが、今回の一人二役は、天使=白い雲母さん、姉を失い悲しみの中にいる高校生の美里=黒い雲母さんと対照的な二役でしたが、演じ分けなどどのようにされましたか?


雲母 二つの役を演じ分けるところが一番苦労しました。一日の撮影の中で、天使役、美里役、天使役、と切り替えがあって、精神力が鍛えられた気がしました。でも、天使と美里は全く別の人物ですが、どこか繋がっているというか…人に対する優しい心を天使が持っているとしたら、美里にもきっとある。美里は絶望しているけれど、きっと天使と同じ要素を持っている。そう思って演じました。


——美里は悲しみの中にいますが、天使との出会いを経て徐々に変化していきました。美里の中の心境の変化も表現しながら、天使役との切り替えをするのは大変ですよね。


雲母 衣装を着替えたり、髪型やメイクを変えたりする間に、気持ちを変えていくようにしました。




——天使が雲の上に集まって人助けの話し合いをするシーンはグリーンバックですよね?

雲母 そうです。グリーンバックでワイヤーアクションをやりました。初めての体験でした。練習してから本番に臨みましたが、体を支えるベルトで吊るされて、体が締めつけられるので苦しかったです。特に足の付け根が痛かったです…。吊るされた状態での大きな動きはなかったですが、飛んでいる時の姿勢を維持したり、腕を動かしたり、圧迫感を我慢しながら余裕のある天使の表情や心境を作るのが大変でした。

——確かに痛そう…ワイヤーアクションのお話が来たらまたやりたいですか?

雲母 うーん、そうですね…出来たらかっこいいですよね!


——今後、女優として挑戦してみたい役柄がありましたら教えてください。

雲母 知的な役柄をやってみたいです。私自身はまだ学生なので、たくさんのことに挑戦したり触れたり学んでいきたい。とにかくたくさんのことを学んで、賢い知的な女性を目指していきたいと思います。

——美里役ではバレエのシーンがあり、最後には主題歌『天使に“I’m fine.”』でテイストの異なるダンスを披露されていますね。いかがでしたか?

雲母 私はヒップホップとジャズダンスを経験したことはありましたが、今回の主題歌『天使に“I’m fine.”』のようなアイドル風のダンスやバレエは初めてだったんです。主題歌のダンスは3か月ほど練習して、バレエは1か月半くらいかな?練習期間が少ない分、バレエの方が大変でした。手足まで神経を張り巡らせる感じがして、美しく踊るのが難しかったです。うまくできてるように見えていたら…うまくできているように映していただいたんだと思います!

——そんなことないですよ!天使をイメージした可愛いふりつけなんて特に可愛いと思いましたし、良かったです!

雲母 ありがとうございます!実は、歌う機会はこれまでにも何度かありましたが、本格的に自分がメインで歌うことはなかったので、初挑戦で大変な面もあったんです。練習している時から歌の難しさを痛感しました。こんなに難しいんだなあと。また出来るかは分からないですが、そう言っていただけて良かったです!



 取材中、終始笑顔で、しっかりと目を見つめながら丁寧にお話する雲母さん。知性溢れるたたずまいに、ドキッとさせられました。

 


『天使に“アイム・ファイン”』
同級生からのひどいいじめを受ける風香、末期ガンを宣告された女優 吉乃、選挙に落選し続けた護、経済的な理由で進学の夢を絶たれた優也、姉を失い悲しみの底にいる女優の卵 美里。打ちひしがれた5人に救いを差し伸べるため、一人の天使が地上に舞い降りた!時に寄り添い、時に叱咤激励する天使の愛を受け、5人の人生は少しずつ動き出す…。

3月19日(土)より全国公開
配給:日活 配給協力:東京テアトル
 (C)2016ニュースター・プロダクション

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