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UPDATE|2022/05/12

嘘しか言わない漫談家・街裏ぴんく、生い立ちから上京まで 完全“嘘つきインタビュー”に挑戦

街裏ぴんく 撮影/ゆっkey

話題の芸人にインタビューする不定期連載「このインタビューはフィクションです」。タイトルの通り、半生や今後の目標を聞きながらも、ゲストにお願いするのはひとつだけ。「本当のことは言わないでください」。

今回のゲストは嘘しか言わない架空漫談家としてお笑いライブシーンを独走する街裏ぴんく。芸歴11年以上のプロのみが参加できる「Be-1グランプリ2022」で優勝を果たし、また『マヂカルクリエイターズ』(テレビ東京)などで嘘エピソードを披露しバラエティ番組でも存在感を発揮している。そんな“嘘つきのプロ”街裏ぴんくから、どんな嘘が飛び出すのか!?

【写真】嘘しか言わない漫談家・街裏ぴんくの撮り下ろしカット【6点】

──街裏さんはどんな子ども時代を過ごしていましたか?

街裏 北海道の裏側の金髪町出身なんですけど、北海道の表側、いわゆるA面に対するコンプレックスが強くて。町中がB面体質といいますか、みんな卑屈でしたよね。僕も自然とひねくれました。

──ご両親は何のお仕事をされていたんですか?

街裏 父親が「座集(ざしゅう)」という仕事をしていて。

──ちょっと聞いたことがない仕事ですね。

街裏 僕も子どもの頃はわからなかったので、父親にせがんで職場を見せてもらったんです。「座集」とはいうものの、一瞬たりとも座ってなかったですね。むしろ立ちながら解き放っているというか。ちょっと離れたところから見ていたんですけど、もうね、室内が暑そうで暑そうで。実体としての父親は消えて、概念としての父親だけが残っていたんです。それと、副業でゴムを作ってました。

──ゴムですか。

街裏 輪ゴムですね。この職場も見学させてもらったんですけど、気球に乗った状態で上から見ていたので、初気球の歓喜から輪ゴムなんてどうでもよくなってました。母親も仕事をしていたんです。

──どんなお仕事を?

街裏 大サポートですね。医療、経済、金融、土木……ありとあらゆる職業のサポートをしていました。


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