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UPDATE|2022/06/01

中川翔子、すべてを出した10年ぶり写真集を語る「血管を褒められる体験は初」

中川翔子写真集『ミラクルミライ』(C)中村和孝/講談社

デビュー20周年を迎えた歌手・タレントの中川翔子。そんな彼女の10年ぶりとなる写真集『ミラクルミライ』(講談社)が6月8日に発売される。発表された段階から大きな話題を呼ぶなど、ファンの待望度がうかがえる今作にこめた想いを語ってもらった。(前後編の後編)

>>前編はこちら

【写真】中川翔子、渾身の写真集カット

──実際に作品を、自分でご覧になられての感想はいかがでした?

中川 メチャメチャ嬉しい! もう、ただ立っているだけの写真なのに、こんなにスゴイの!?って、自分に思わず感動しちゃいました。写真を見てみると「私、全然大丈夫じゃん!」と思えたんですよ。本当に自分を磨き続けた結果がそのまま表れていたんです。人間「諦めたらそこで試合終了」だし、「何もしないで若くあり続けたい」は、絶対に無理。頑張り続けてやっと自分なりの理想像って出来上がるんだなあって。

──中川さんとしては、出色の出来だなと思ったショットは?

中川 そうですねえ……どれも好きだなあ。これ1つ!と絞れないぐらい、全部好きって思えてしまって。今上げるとすれば、顔と胸だけ水から浮いているショットかなあ。そこではおでこも出てキリッとした表情をしていて、みなさんの中にある「しょこたん像」ではない姿が映っているんですよね。表紙候補にもなったくらいですし、素直に驚きました。あと、表紙にもなったお花を浮かべたお風呂での撮影。カメラマンの中村和孝さんと女性スタッフのみという限られた空間での撮影ということもあり露出も最大限に頑張ったのですが、個人的にはここでの表情が好き。これまで笑顔が本当にヘタで、笑っているつもりが「笑ってください」と言われるレベルだったんです。それが、お風呂の撮影時は本当に楽しくなってきて、気づいたら笑っていて。ああ、私やっと本当にちゃんと笑っている笑顔が残せたなと。あと、シャネルのヒールを履いて谷間が出るようなドレスを着たカット。こうした大人びた格好って、10年前なら確実に似合っていなかったんです。けど今なら大丈夫!と思って着てみたら大丈夫で。「年齢を重ねることでプラスになるって、こういうことか!」という発見があったんですよね。

──中川さんですら見たことなかった自分をたくさん発見したと。

中川 はい。発見と言えば、撮影初日の白い水着での撮影でスタッフさんに「しょこたん、胸の血管が綺麗だね」とメチャクチャ褒めていただいたんですよ。ただ、正直「……血管?」となってしまって。

──血管が透けていることが1つの“ウケ”になっていますよね。

中川 そうなんです。どうやら“胸の血管萌え”という文化があることを全く知らなくて。血管を褒められる体験は初。まさか自分にもその萌え要素があるとは面白い(笑)。それに今まで生きてきて、「こんなところにホクロがあるんだ」ということも知ったりと、私も知らない私が全て写っているんです。これまで生きた証の全てが、ここに詰まっているのかなあって。あとは露出とは違いますが、本当のマジのスッピンを見せました。今まで私の“最大の鎧”カラコンを取った姿は見せてこなかったのに(笑)。そうしたら編集の田部さんが、「ここまでしていただいて……翔子さんの覚悟、受け取りました!」と号泣しはじめて。

CREDIT

取材・文/田口俊輔


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