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UPDATE|2022/06/11

沖縄本土復帰50年の作品『乙女たちの沖縄戦』のポスターが解禁「魂が震えるような出来栄えに」

ⒸKムーブ

沖縄の日本本土への復帰50年を記念した作品『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録~』の、ポスタービジュアル・場面写真・松村克弥監督のコメントが到着した。

【写真】『乙女たちの沖縄戦』では10代女子が日本兵などを治療した【12枚】

本作は82日(火)〜7日(日)に東京都写真美術館ホール、86日(土)から横浜シネマジャック&ベティ、8月上旬に大阪シアターセブン・京都みなみ会館・名古屋シネマテーク・沖縄桜坂劇場にて上映される。

沖縄戦で看護学徒として動員されたのは、映画『ひめゆりの塔』で描かれたひめゆり学徒だけではない。沖縄県立第二高等女学校の4年生56名の生徒から編成された、白梅学徒も動員された。彼女らは18日間の看護教育を受けただけで、八重瀬岳にある第一野戦病院に配属される。今も健在で取材が可能な白梅学徒、90代の中山きくと武村豊の2名が当時の状況をリアルに語る。

ドラマパートの松村克弥監督は「もう20年以上前になるが、凄惨な少年犯罪の実話を描いた私の監督作品がある。脚本を担当した太田隆文さんは、その後『ドキュメンタリー沖縄戦〜知られざる悲しみの記憶〜』を監督。続いて今回の『乙女たちの沖縄戦』ドキュメンタリーパートを担当。27年ぶりの共作となった。

私は近年、興味を持ち沖縄戦の女子学徒隊の勉強をしていたが、太田さんが撮った体験者たちのドキュメンタリーを見た時は絶句。壮絶な体験をした人たちの言葉は本当に重い。再現ドラマパートを担当する私が、それに匹敵するものを作れるのか・・・そう思えたが、近年に担当した戦争映画の経験がそこで生きた。

白梅学徒役の若き女優たちは、悲しみの記憶を自分たちのものとして演じ、負けまいと無名兵士を演じた男優たち。絶望的な状況で、冷徹な診察を続ける軍医役の布施博さんの渾身の演技。ドキュメンタリーパート同様に、魂が震えるような出来栄えとなった。古き戦友とのコラボ。そして俳優たちの熱演が「戦争の悲しみ」を多くの人に伝えてくれるはずだ」とコメントを寄せた。

【あとで読む】萩原聖人と村上淳が沖縄戦を描いた映画『島守の塔』でW主演、ポスタービジュアルが解禁


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