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UPDATE|2022/06/17

EXITと恋愛観・結婚観を考える、兼近「“結婚=幸せ”っていつ決まったの?」

(C)AbemaTV,Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』(ABEMA)が平日夜9時より生放送されている。6月16日(木)夜9時からの放送では、政府が閣議決定した「男女共同参画白書」について紹介。「もはや昭和ではない」「多様性」を強調しながらも、“選択的夫婦別姓”についての記述がわずかだったことに着目し、制度導入を希望するゲストと共に議論した。

【写真】“昭和ではない生き方”に疑問を呈したEXITの2人【5点】

選択的夫婦別姓について、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「“結婚したら名字を一緒にするべき”“別々の名字でもいい”、そのどちらの考えの人がいても良いと思う。夫婦ともに同じ考えでも良いし、別々の考えを持っていても良い。どちらも“選択できる”ということが大事だと思う」とした上で、「『夫婦別姓を認めないなんて、そんな古い価値観は間違っている』っていうのも、多様性とは違うんじゃないか?と思った」と自身の考えを語った。

相方の兼近大樹は「“昭和の生き方”をしていても良いと思う。1つしかない“枠”に押し込もうとするのではなく、それぞれの“枠”にハマればいい。ルールがぐちゃぐちゃになってはいけないけど、いろんな形があっていいはずなのに、考え方が堅いと思った」と疑問を呈した。

さらに、兼近は「『娘が結婚相手の姓にならないなんて、そんなの結婚じゃない』という考えの人は絶対にいる。だからこそ、そういう人たちには『選択的夫婦別姓を認めたことによって、あなたの権利が侵されることはない』『夫婦が同一姓になることを嫌だと思う人がいる』と伝えるために、まずは法律で新しい枠組みを用意してみて、『こういう生き方もある』と浸透させていかなければいけないのでは?」とコメントした。

また、内閣府による調査で「30代の男女のうち、4人に1人は結婚願望がない」と回答したことから、結婚制度の話題となると、兼近は「結婚=幸せって、いつから決められていたんだろう?なぜ、結婚することが必要になったのかも分からない」と持論を展開。婚姻数が戦後最少となったことについても、「結婚によって自由がなくなるし、責任が増えるというか…。こういうことにみんなが気付いたこともあると思う。今は“家族ができたら幸せとは限らない”という物語もいっぱいあるし、うまくいかないことを見せられることが増えている」とコメント。

一方で、りんたろー。は「結婚も離婚もどちらも経験していないので、どちらも否定することができない」とした上で、「漫才では『モテたい』『リア充』という言葉が出てくるけど、必ずしも、モテたり、パートナーがいることがリアルで充実しているわけではない。僕らは感覚をアップデートして、追いついていかないと、人を笑わすことができない」と議論をまとめた。

また、番組では、元陸上選手の為末大がTwitterに「ローンに落ちました」と投稿したことを入口に、ローン審査の際の判断材料となる“社会的信用”について考えた。

りんたろー。は「家を買おうとしていた時期があって、税理士さんにローンについて聞いたことがある。あくまでその税理士さんの意見だけど、『最後は審査する人がEXITを好きかどうかだよ』と言われた。だから、応援される存在でいることは大事だと思った」と明かした。自身の住宅購入の検討については、「買う気がなくなっちゃったんで、買いませんでした」と話した。

兼近は「社会的信用は、使える現金を見られていると思っている。僕は18歳になってすぐに借金をしたが、返せなくて大変なことになった。その後、ちゃんと返済したけど、しばらくクレジットカードを作れない状態が続いた。10年ぐらいは全く信用がない状態で、カードを作れたのは30歳になってからだった。ローンは今も組めないだろうと思っていて、親にマンションを買った時は、現金一括で買った」と話した。

また、フリーランスや副業など働き方が多様化していく中で、社会的信用の基準を変えるべき?という議題に、りんたろー。は「若い子なら誰でも知っているようなYouTuberでも、家を借りられない、クレジットカードを作れない人がたくさんいる。そういう人は、現金を持ち歩いている」とした上で、「社会が変わってきているのだから、信用をはかる物差しを変えていかないといけない」とコメント。

兼近が「お金を借りるための社会的信用は大事かもしれないけど、それより“個人的信用”の方が大事だと常に思っている」と語ると、スタジオの共演者から賛同の声が上がった。

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