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UPDATE|2022/06/25

SNS時代の”鈍感力”にEXIT・兼近「『敏感力』も『鈍感力』も両方必要」

(C)AbemaTV, Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』が平日夜9時より毎日生放送されている。6月23日(木)の放送では、先週インターネット上の誹謗中傷対策を目的に侮辱罪厳罰化を盛り込んだ改正刑法が可決・成立したことを取り上げ、誰しもがその刃の矛先となりえるSNS時代にこそ身に着けたいスキルとして昨今注目を集める“鈍感力”について議論した。

【写真】「生きるのが楽になった」と自身の経験を語るりんたろー。ほか番組カット【4点】
 
“鈍感力”について、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「僕は『鈍感力』を駆使して、突然今まで感じていたものを一切シャットダウンすることはできないタイプ」と告白。

そのうえで、自身が身に着けて効果のあったスキルとして「『諦める力』というか『潔さ』みたいなものを身に着けて自分の中で育んでいったら、
ちょっと生きるのが楽になった。以前は、『自分を良くみせたい』みたいな気持ちがあった分、本来の自分じゃない形で自分のことが世間へ伝わってしまうことへの辛さがあった。でも、自分以上の自分にはなれないし、世界中にこんなに色んな人がいる中で、100%正確に『自分はこういう人間です』と他者へ伝えることはむずかしいと、ある意味で諦めたことで生きやすくなった」と明かした。

一方で、相方の兼近大樹は「芸能界という、『敏感力』も『鈍感力』も併せ持っていないと生き残っていけないような世界に生きているので、なんともいえない」としたうえで、「ただ鈍感なだけだと、例えば何か自分にアドバイスをくれた相手に対して、その真意に気付けないまま『こいつ俺のことを否定してる。じゃあ、いいや。無視しよう』とシャットダウンしてしまうので」と懸念を示した。

番組内で“鈍感力”を身に着けるためのイメージトレーニングの手法として「人の話を聞くときは自分の体を『家』に
置き換えて、よほど信頼がおける人の話以外は『家』の外・玄関先で聞くイメージをもつこと」が紹介されると、兼近は「この世の中には『正義』とか『ご厚意』という名の『悪意』もある。そこを切り分けることはなかなかむずかしいが、僕は相手の心の『家』の存在こそちゃんと想像したほうがよいと思う。自分の心の『家』に信頼できない人をいれないことももちろん大事だが、相手がどういう『家』に住んでいる人なんだろうと目を向けることも大切」と訴えた。

また、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「『鈍感力』を身に着けることは、つまりロックに生きること。ネットが誕生した昨今は、自分が所属するコミュニティ以外と関わらずに生きていくことは不可避なので、自戒もこめてだが基本的に自分の友達や家族、自分を理解してくれる人のこと以外は自分の人生においては『モブ』だと思って生きた方がいいと思う」と提言。

その境地に至った理由として、「過去に自分のテレビでの一部の発言のみが切り取られて、500件くらいの炎上コメントが届いたことがある
。その時は滅入ったが、だからといって仕事は全く減らないし、実生活にはなんの影響もなかった。

もちろんひどい侮辱には法的処置をとろうと思うが、
学校や職場でもそうだが噂話だけ信じてしまうような人は自分が困ったときに助けてくれるような人ではないのと同様に、自分の真意が伝わるべき人にだけ伝わればいいというような、『尖ったロックバンド』のような思考で生きていくのはこの現代においては大事だと思う。自分の中にロックバンドを飼い慣らせ!」と自信の経験を基に力強くコメントし、視聴者から「さすがあやちゃん」「それでこそロック柴田!いいとこ突くなあ」などと称賛の声が寄せられた。

【あわせて読む】「ABEMA」生放送の“参院選特番MC”にEXITが就任決定、兼近「気楽にやるので気楽に観て」

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