2013年7月にCDデビューしたPLCが、活動5年目を迎える。昨年12月には待望のファーストアルバムをリリースし、2月には絶対エースだった岡部祐美の卒業を経て、装いも新たに次のステージに歩みを進めようとしている彼女たち。現在は新体制のお披露目となるワンマンを7月15日に控え、日々リハーサルを重ねている状況だ。
そのPLCでは昨年11月に、岡部から最年少メンバーの小西梨花にリーダーをバトンタッチ。そして5月には新たに2名の5期生が加入した。すでにShowroomなどを通じてファンには顔と名前を知られつつあるものの、今度の7thワンマンは5期生にとって初のステージ。新体制の真価が試される大事な一日となる。
PLC
北川芽韻
きたがわめい、1999年9月25日生まれ(17歳)、神奈川県出身、14年3月加入(2期生)、メンバーカラー:赤
■知名度とフレッシュさのギャップを実感しています北川芽韻(ニックネーム めめ)
――中3で加入した「めめ」さんも今や高3となり、唯一の二期生としてメンバーを引っ張る立場になりました。
北川 これまではほかにエースやセンターがいて、私は最年少メンバーとして子供感を出しつつ、騒いで楽しげにしていればいいという感じでした。でも先輩たちが抜け、自分が一番の先輩という立場になってみると、みんなのお手本になるような、引っ張っていける存在にならなければと感じています。
――そのPLCは活動歴は4年に及びますが、メンバーはほとんど入れ変わり、いまや新しいグループと言える状況です。
北川 そこのギャップはすごく感じています。ライブとかでチラシを配っても「ああ、知ってるよ」って感じで、手に取ってもらえないんですよ。逆に昔を知らない人ほど「へえ、観てみようかな」っておっしゃってくださいます。
――そのなかで北川さんは最も経験が豊かなわけですが、それは後輩たちに伝わってますか?
北川 う~ん、伝わってると思います(笑)。新しいメンバーからは「めいちゃんのダンス、すごい!」って言ってもらえて嬉しいんですけど、そこで満足しないで、後輩たちに教えていけるように頑張りたいです。
――そんな先輩から見て、今度のライブでデビューする5期生の二人(小松りりか、深田咲奈)はどうですか?
北川 第一印象はすごく可愛らしくてアイドルっぽく、PLCらしい甘党っぽさを持っていると思います。ダンスや歌はほぼ未経験ですが、夜遅くまで何度も反復して練習していますし、自分たちから「ここどうすればいいですか?」って訊いてきてくれるので、一緒に頑張っていきたいって思わせてくれます。
――5期生が入っての「新生PLC」は、これまでとは完全に違うグループになっているんじゃないでしょうか。
北川 本当にそう思います! だからパフォーマンスからMC、雰囲気までの全部で新生PLCらしさを出していきたいです。グループ名は変えられないけど、それ以外は全部変えてやるっていう気持ちです。
――このほどグラビアにも挑戦したそうですが、そういう姿も後輩にとっては刺激になるのでは。
北川 写真を撮るのも撮られるのも大好きで、4月に発売された『がるびあ~Girls Gravure~』に出演させていただきました。ずっとグラビアもやってみたかったし、このタイミングで撮ってもらえたことで新しい私や、新しいPLCが表現できているんじゃないかと思います!
もりしょうこ
もりしょうこ、1994年3月9日生まれ(23歳)、東京都出身、15年2月加入(3期生)、メンバーカラー:パールホワイト
■癒し系を超えた、心配されちゃう系?
もりしょうこ(ニックネーム しょうぴー)
――15年2月の加入から2年以上が経ちました。もりさんはグループ最年長メンバーですよね。
もり 昔からモーニング娘。さんが好きで、自分でもアイドルには興味はありましたが、両親からは「ダメだよ」って諭されるだけで・・・・。でも大学3年生になり、もう二十歳も超えていたので自分で決めようと思ってPLCのオーディションを受けたんです。
――もりさんは癒し系と言われています。
もり 話し方がゆっくりしているので、その話し方でファンの皆さんを癒していくのが私の目標です。最初から癒し系を目指していたわけではないんですが、ファンの方から「癒されるね~」と言ってもらえるようになり、その道を突き進もうと思えるようになりました。
――そんなもりさんはソロアイドルとしても活動してるんですよね。
もり 最初はソロ楽曲を取り入れたいから歌ってみない? って誘われたんです。それ一回限りだと思っていたら、いつの間にかソロでもライブが入るようになりました。個人でボイストレーニングに通っていたので、その努力を事務所の方が認めて下さったのかなって思ってます。
――ということは、PLCのなかでは歌に自信がある?
もり うふふ、ないです。多分、いちばんヘタクソでピカイチ大変です。音程は取れるんですけど、1曲歌うとすぐ疲れちゃう。
――疲れちゃう!?
もり ステージで歌ったあとに「はぁ、疲れちゃった」って言っちゃうんですよ(苦笑)。そのクセは直したいんですけど本当に直らなくて、でも最近はファンの人も楽しみにしているらしく、これはこれでいいのかなって。
――癒し系を超えた、心配されちゃう系ですね。
もり そうかもしれないですね。でもやる気とひたむきさはグループでもナンバーワンです! Showroomを毎日配信したり、個人でできることはいろいろやっています。忘れっぽい性格なんですけど、大事なことはちゃんと覚えていますよ(笑)
小西梨花
こにしりか、1999年12月25日生まれ(17歳)、大阪府出身、16年5月加入(リーダー)、メンバーカラー:マリンブルー
■甘さの残るPLCにピリッとしたテイストを入れたい
小西梨花(ニックネーム りかっち)
――グループ最年少にして、いきなりリーダーになりました。
小西 前のリーダーだった岡部さんと運営さんが相談して、私に「りかっち、リーダーやってみないか?」ってオファーしてくださったんです。その時は迷いは全然なくて、「ぜひやりたいです!」って引き受けました。メンバーのために何ができているかは分からないですけど、なぜか自信はありました(笑)
――昨年5月に大阪から上京してきました。
小西 それまでは「PLCwest」で活動し、ばりばりロック系の楽曲をメインにやってました。もともと小5からモデルもアイドルもやってましたし、密かに芸歴は長いんです(笑)。PLCwestがメンバーの卒業で解散することになり、PLCに誘っていただいたときも、芸能活動で上京することが多かったので不安はなかったです。
――そのPLCはメンバーが大幅に変わり、大阪出身の小西さんがリーダーになって、もはや完全に新しいグループと言えるかもしれません。
小西 もちろん前リーダーの岡部祐美さんが受け継いできたタスキは私たちが繋いでいきます。そして私が入ったことで、甘党がキャッチフレーズのPLCに、辛口テイストを入れていければと思っています。正直なところ、活動に甘さを感じるところもあったので、ピリッとしたテイストを入れていきたいですね。
――大阪から東京にきて感じた違いは?
小西 大阪のファンにはフレンドリーな方が多いんです。それこそMC中でも「いまなんて言うたん!?」って聞いてきたリ(笑)。それに比べると東京のファンの方は礼儀正しいですね。東京での生活については正直、最初のうちは戸惑うことも多かったです。でも(北川)芽韻ちゃんやしょうぴーさん(もりしょうこ)が助けてくれることが多くて、今ではすっかりなじむことができています!
小松りりか
こまつりりか、1998年6月22日生まれ(19歳)、神奈川県出身、17年5月加入(5期生)、メンバーカラー:ピンク
■19歳でPLCに入れたことが本当に幸せです!
小松りりか(ニックネーム りりか)
――PLCを受けたきっかけは?
小松 小5からずっとアイドルが好きで興味があったんですけど、小さい時からタレント事務所に所属していないと芸能活動ってできないのかなって思ってたんです。でも高校を卒業するタイミングでPLCのオーディションを知り、今がチャンスだと思って受けました。
――好きなアイドルは?
小松 小5の時にテレビで観ていた『絶対可憐チルドレン』の可憐ガールズが大好きで、小6になったときに武藤彩未さんと中元すず香さんがさくら学院に入ったので初ライブに行ったんですよ。それから何回もさくら学院を観に行って、「このステージで歌うのって楽しいだろうな」って思ってました。家でもめっちゃ振りコピとかやってたんですよ。
――さくら学院に入りたいって思いませんでしたか?
小松 親にも「アミューズみたいな芸能事務所に入りたい」って言ってみたんですけど、「なにバカなこと言ってるの」って感じで、完全却下でした。だからもう19歳ですけど、いまPLCで活動できていることが本当に幸せなんです。
――そんな小松さんはマシンガントークが得意だとか。
小松 普通に話してても「よくしゃべるねえ!」みたいに言われます。でもステージ上だとどうなるのかまったく想像がつかないので、本当にしゃべれるのかどうかも分からないですね。
――目標にしているアイドルは?
小松 (武藤)彩未ちゃんもそうですけど、昔から松浦亜弥さんとか松田聖子さんとか、ソロでやっている方が好きなんです。一人で踊っていて、あんなに絵になる人たちってすごいと思います。
――じゃあグループ内でも目立っていきたいと。
小松 でもメンバーの中ではダントツに芸歴が浅いですし、Showroomでも(北川)芽韻さんやりかっちさん(小西梨花)に支えてもらわないと何もしゃべれなくて・・・・。結局、私ってプロとしてトークができるわけじゃないんだなって実感しています。だからこそいつかは、このマシンガントークでみんなを引っ張っていけるようになりたいです!
深田咲奈
ふかださな、1998年11月26日生まれ(18歳)、埼玉県出身、17年5月加入(5期生)、メンバーカラー:イエロー
■テニスにバトン、人前に出るのは慣れてます
深田咲奈(ニックネーム さなたん)
――深田さんは高校生でしたっけ?
深田 いえ、もう卒業していて、今度19歳になります。でも超童顔なんで、そうは見えないんですけど(苦笑)。つい一カ月前くらいにPLCに加入したばかりです。
――PLCのオーディションを受けたきっかけは?
深田 もともと℃-uteさんが大好きで、なかでも鈴木愛理さんが大好きでした。アイドルも昔からなりたかったんですけど、高校に通っているあいだはやはり難しくて。でも今年になってからPLCのオーディションを見つけて、これが最後のチャンスだと思って受けてみました。
――ほかにもオーディションを受けていた?
深田 最終審査までいったこともあります。その歌唱審査では課題曲をカラオケでいっぱい練習したんですけど、オーディションの本番ではマイクなしで「歌ってみて」って言われて、「ええ、マイクなしで歌うの!?」って焦ってしまいました。ダンスも苦手なので、マイクなしだと全然上手くできなかったです。
――ダンスは苦手でも、特技はいっぱいあるんですよね。
深田 漢字検定はこの前、準2級に受かりました! いまは2級取得に向けて勉強していて、いずれは1級まで取りたいです。スポーツは中学では軟式テニス、高校ではバトントワリングをやってました。バトンはけっこう難しくて、回すことはできるんですが、投げてキャッチするのはなかなか成功しなかったです。
――では人前でのパフォーマンス経験はあるわけですね。
深田 そうかもしれないです。ダンスもそうですけど、歌のほうが上手いかなとは思います。まだステージで歌った経験はないですけど、緊張せずにできればと思っています。
この集合カットを見れば、かつての「PLC」とはまったく異なるイメージのグループになっていることが分かるはずだ。その変化をぜひ、7月15日の7thワンマンで感じ取ってほしい。
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