6月30日に1st写真集『カーテンコール』(blueprint)を発売した元乃木坂46・能條愛未。現在、女優として活躍している彼女がアイドル時代を振り返るとともに、写真集のタイトルの由来にもなった"舞台"について話してくれた。
(前後編の後編)
【写真】初写真集で美しいスタイルを披露した能條愛未 撮り下ろし写真【5点】──写真集発売当日に本屋に行ったとのことですが、街を歩いていて、声をかけられることは?能條 今はもうなくなりました。乃木坂46時代はそういうこともありましたけど、グループ自体、新しいファンの方が増えているのかもしれません。1期生全員を知っているファンの方は少なくなってきたなという印象です。
──現在、乃木坂46のことはチェックしていますか?能條 卒業したのは2018年末でした。その頃はライブのDVDを見ると、みんな輝いているなと、羨ましさが芽生えてしまいました。でも、去年、東京ドームのライブを観に行くと、普通にお客さんとして楽しんでいる自分がいました。時間の経過とともに、自分はステージに立つ側にいたんだという気持ちが消えていて、「みんなかわいいな」とか「こんなに曲が増えたんだ」と感じるようになりました。
──卒業後は積極的に情報を追っていたわけではないんですね。能條 そうですね。自分のことで精いっぱいでした。テレビを点けて、メンバーが出ていたらそのまま見る、くらいでした。それよりも、卒業後は自立しないといけないですから。そのために闘っていました。