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UPDATE|2022/08/05

新川優愛が語るコロナ禍での俳優業「全員無事に役を完走できた達成感は代えがたい」

新川優愛 撮影/武田敏将

「ある日夫が、女性になったら…!?」。新川優愛が、突如、性別が変わってしまう“異性化”に翻弄される夫婦の物語、土ドラ『個人差あります』(8月6日(土)23:40よりスタート/東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)に出演する。夏菜、白洲迅と共にトリプル主演を務める新川は、“異性化”する夫の妻役を熱演。今回役作りや、俳優業のやりがいについて話を聞いた。

【写真】“異性化”する夫の妻役を演じる新川優愛の撮り下ろしカット【7点】

──新川優愛さん、夏菜さん、白洲さんがトリプル主演するドラマ「個人差あります」は、突如、夫の性別が変わってしまう架空の設定「異性化」に翻弄される夫婦の物語です。新川さんはどんな役柄でしょうか?

新川 私の演じる苑子は小説家で、夏菜さんと白洲さんの演じる晶の奥さんです。ある日突然、夫が異性化して、心はそのままだけど体だけが女性になってしまう。その中で夫婦は戸惑い、悩み、苦しむんですけど、苑子は物語を通して、晶のことを一番に思って支えてあげようとする根本は芯の強い女性です。どうしたら女性という弱い立場になって、職場でも生き辛さを感じている夫の気持ちになってあげられるのか、どれだけ夫の悩みを軽減させられるのかを常に考えています。そういった献身的な姿は原作の漫画でも台本でも丁寧に描かれているので、そこを大事にして演じています。

──コメディのようなシチュエーションですが、しっかりと性の多様性に迫った作品ですよね。

新川 難しいテーマではあるんですけど、男だ女だと性別にこだわるのではなく、人として相手に魅力を感じて、その人を愛して、一緒にいたいと思う。そういった本質的な人間の気持ちを最終的にお届けできたらうれしいなと思って、現場ではみんなで悩みながらやっています。

──役作りでは、どんなことを意識しましたか?

新川 今回に関しては、普通に起こらないことが起こっているファンタジーに近い設定なので、情報としては原作と台本を読み込んでいくというのが一番の勉強でした。苑子はありえない事態に直面して、夫と一緒に悩み、もがき苦しむ訳ですけど、心の奥に1本筋が通っているんですよね。だから根底に晶のことが大切だという気持ちを忘れないようにしつつ、お芝居の中では起こったことに対して流れに身を任せるというか、波に乗るような気持ちで撮影に臨んでいます。

今まで一人二役の方と共演した経験はありますが、二人一役の方と対峙させていただくのは初めての経験です。難しいですけど、どう苑子が夫に寄り添って一緒に立ち向かうかというところを意識しています。

AUTHOR

猪口 貴裕


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