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UPDATE|2022/08/07

EXIT・りんたろー。がテレビでの”お笑い”と”差別”に持論「笑いの選択肢を奪っている」

(C)AbemaTV,Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日夜9時より「ABEMA NEWSチャンネル」にて生放送されている。8月4日(木)の放送では、テレビ番組における、お笑いと差別・イジりの境界線について話し合った。

【写真】理想の出社頻度について語るEXIT・兼近、ほか番組カット【5点】

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「僕は外見をイジられたときに、先輩芸人たちの愛情が嬉しかったし、同じようにイジられている人たちに勇気を与えられるのでは?と思っていた。それと同時に嫌な思いをする人もいるのかな?と考えていた」と、実体験を振り返った。

その上で、「今の立場だと、“誰かを傷つけるかもしれない笑い”以外の選択肢があるけど、これから活躍するような子たちは笑いの取り方を選べない場合が多い。だから、『この表現は差別では?』と指摘されちゃうと、笑いの選択肢を奪っているという考え方もある」とコメント。

相方の兼近大樹は「芸人が笑われるんだったら、個人としては『笑われて幸せ』だと思うかもしれないが、同じ特徴を抱えている人の中には傷ついてしまう人もいるかもしれない。どちらの考えも間違いではないので、難しい問題だ」と話した。

さらに、今後のテレビ番組の制作について、りんたろー。は「問題が起きないように、と注意していった結果、似たような番組が増えていくんじゃないか?そして、番組内容に抗議の声上がった時の解決方法が『これからはそれを映さないようにしましょう』という形でいいのかな?と感じる」と話す。

兼近も「テレビはみんな共通の“当たり前”とされるものを流すけど、みんなが見たいものは“当たり前ではない”ものなので、興味が薄れていく。実際にコアな内容を配信しているYouTubeに視聴者が移っている。だから、テレビだけが表現方法を変えていっても意味がないのではないか」と意見。

加えて、「番組の内容を『差別なのか?』という視点ではなく、『これは面白いのか?』という視点で判断することも大事だと思う」と語った。

また、番組では、東京都内に勤務する人を対象に、「理想の出社頻度は?」を聞いたアンケートで、7割を超える人が「週に3日以下」と答えたことに注目。

りんたろー。は「リモートで取材や打ち合わせを1日に2、3本やると疲れてしまう。実はその場の雰囲気や温度感がよくわかっていないのに、“分かってる感”を醸しださないといけないから大変」と、悩みを吐露。

兼近は「働きたくないから出社したくない、というわけではないと思う。まぁ、僕は働くのが嫌なので、家でやろうが、その場に行こうが、どっちも嫌です」と語り、笑いを誘った。

一方で、「毎日出社したい」と回答した人が約17%いると伝えられると、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「私の友達にも毎日出社したい人は意外といる。その理由を聞くと、『寂しいじゃん』『職場にいけば誰かと話ができる』と話している。

私は出社したくない派で、複数の人と接さなければならない職場にいるだけで、HPが消耗しちゃうから。双方の意見は一生わかりあえないと思う」とコメントした。

放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中だ。

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