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UPDATE|2019/02/27

Berryz工房 熊井友理奈が感じたアイドル卒業後の苦労

アイドルからの支持率が高いことでも有名だったBerryz工房が無期限活動停止したのは2015年の3月3日だった。あれから約4年、アイドルでなくなったメンバーたちは今、どうしているのだろうか。現在、ファッションモデルとして、また『王様のブランチ』(TBS系)のリポーターとして活躍する熊井友理奈を直撃インタビュー。アイドル卒業後の苦労と、今のアイドル界をどう見ているかを聞いた。



──Berryz工房活動停止後のご活躍はテレビなどで拝見させていただいております。今回はアイドル時代と現在の違いについて、お伺いできればと考えています。

熊井 当時との違いかぁ……。ソロになって最初に感じたのは、楽屋が静かで寂しいなってこと。楽屋に戻ったときに話し相手がいないって、私にとってはかなり違和感があったんですよ。何をするにも全部1人だし、責任も全部自分だけにのしかかってくるし。「一緒に助け合っていこうね」と話す相手が急にいなくなったわけですからね。心細いですよ。アイドルでもソロで活躍されている方がいますけど、すごいことなんだなって改めて気づきました。

──決定権が自分1人にあるというプレッシャーですか。

熊井 そう、プレッシャーは常にありました。たとえばイベントのセットリストを決めるのも私なんですね。どうしたらお客様に喜んでもらえるのか、そこは自分で真剣に考えなくちゃいけない。Berryz工房も最後の方はセットリストを自分たちで決めていましたけど、キャプテン(清水佐紀)ともも(嗣永桃子)のお姉さん組が中心でしたから。私はみんなに頼り切っていて、自分から積極的に意見を出す感じではなかったんです。

──他には、どういったところでプレッシャーを感じました?

熊井 まずはトークとかMCの部分ですよ。私、全然しゃべれなかったので。何を話しても最後はグダグダになっちゃうという……。もっとも今も流暢にしゃべれるかと聞かれたら、そこは微妙なんですけど(苦笑)。当時は基本的にももが私にツッコミを入れてくれて、それでなんとか会話が成立するっていうレベルだったんです。ももがいなくなって、トークの組み立てを全部自分でやらなくちゃいけないって考えたら……頭が真っ白になりましたね。

──Berryz時代の「くまくまトーク」を知っているファンは、熊井さんの『王様のブランチ』レポーター就任が決まったとき、「大丈夫か?」と思ったはずなんです。

熊井 でしょうね(笑)。というか、私が一番「大丈夫か?」と思っていたかもしれない。だって、この私がレポーターって……。Berryz工房が活動停止になり、「さぁ、これからソロでやらなきゃ」となったとき、トーク力を活かしたお仕事というのは頭にありませんでしたから。
AUTHOR

小野田 衛


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