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UPDATE|2019/02/14

NGT48キャプテン対談「うれしいことも悲しいことも全てはステージの上で」

1月10日に劇場デビュー3周年を迎えたNGT48。そのNGT48を構成する2チーム、チームNⅢとチームGをキャプテンとして引っ張るのが加藤美南と本間日陽の2人だ。新体制での活動を開始してから半年経った今、2人のキャプテンは自分たちのチームについてどう考えているのか。それぞれのチームの現状と目標を聞いた。



──2018年の6月30日にチームNⅢが、7月1日にチームGが新チームとしての活動を始めました。キャプテンである2人にとって2018年はどんな年でしたか?

加藤 チームとしては一歩前進できた年かなって思います。新しく作り上げたチームGと比べて、NⅢは元からあったチームなので、新NⅢをどう出していくのかってすごく迷ったりして。公演も同じ演目なので、どう変化をつけて、新しい感じを見せていけばいいかなど、いろいろ悩みはありました。そんなときにチームGが盛り上がっているのを観て、私たちも「NGT48を盛り上げるために新しく活気のあるチームにしなきゃいけないね」って、みんなで話し合いをしました。それで、今まで以上にメンバーの連携を取るために話し合ったり、クリスマスパーティーもみんなでしたりして仲を深めるところから始めたら、自然と公演も良くなっていったんです。

──グループでの話し合いは前キャプテンの北原(里英)さんがいた頃はやられていなかったんですか?

本間 里英さんがいた頃のNⅢは里英さんが公演に出ている安心感もありましたし、自分たちはいい意味で後輩でいられたんですよ。

加藤 うん。チームをまとめてくださっていましたし、先輩の意見に私たちはついていっていた感じですね。柏木(由紀)さんもいてくださるだけで安心感があって。

──本間さんはチームGのキャプテンに任命されたときのことを覚えていますか?

本間 えっ!? 無理……って(笑)。

加藤 分かる! 私も自分がキャプテンに任命されるとは思ってなくてビックリした。

本間 組閣後、しばらく経って「誰が新チームのキャプテンになるんだろうね」ってみんなで話していたんですよ。そしたら急にスタッフさんから呼び出されて「本間、チームGのキャプテンをやってくれないか」って言われて……。実は組閣後から、「キャプテンは日陽じゃないか」って、メンバーからもファンからも声が多かったんですよ。だからこそ理想通りになるのがイヤだなって思っていたんです。

加藤 メンバー内では日陽か、りったん(菅原りこ)って言われていましたね。

本間 そうそう(笑)。でも1期生だけで新しいチームを始められるのは後にも先にもこのチームGだけだなって思ったのと、そのときに「副キャプテンは(山口)真帆」と伝えられて。彼女は1期生の中で最年長だし、私よりいろいろな視野で物事を見られる人だから、安心できるなと思って受けることにしました。
──キャプテンから見て、現在のチームのいいところ、足りない部分について教えてください。


加藤 ドラフト研究生はチームNⅢの所属なので、NⅢは直属の後輩が唯一いるチームなんです。チームGで人が足りない場合、研究生にアンダーで出てもらっているんですけど、所属しているのはNⅢだけで。そんな後輩を育てる環境になっていることが、チームとしても私たち1期生の成長にも繋がっていると思います。メンバーたちも自分のことだけでなく、後輩1人ひとりのことをしっかりと見てあげられる部分がいいところだなって。ただ、みんな、意見をあまり言わないんですよね。それでも以前よりは言うようにはなりましたけど、まだ決断力が足りないなって思います。

──チームGのいいところはどこでしょう?

本間 仲がいいところです。最初から私の中で、チーム感を出していきたいなって思っていて。NⅢの頃は自分が言いたくても意見をぶつけることはしてこなかったので、そういうことも気軽に言えるようなチーム感を作りたいと思ったんです。なので、チームGが始まってから、みんなで話し合いをするようにしました。それを重ねていくことによって、最初は意見を言ってくれませんでしたけど、徐々に言ってくれるようになって。それが、今のチームGの仲の良さにつながっているのではないかなって思います。チームカラーを決めるときもすごかったんですよ。NⅢはNGT48カラーの赤白って決まっていたんですけど、チームGは好きに決めていいよって言われたので、メンバーみんなのグループLINEで話したんです。そしたらものすごい通知数で(笑)。目が離した隙にすごい数だったんですよ。それぐらいみんなの熱量がすごかったですね(笑)。なので、すごい結束力で公演をスタートすることができました。

──足りない部分はありますか?

本間 後輩に対する指導力がまだまだ低いなって思います。1期生11人で作るチームGを強くしすぎちゃった部分も多かったかなって。今は後輩が少しずつアンダーで公演に出てくれるので、メンバーがよく見てくれていますが、そこはこれからの課題かなと思います。

CREDIT

取材・文/林将勝 撮影/佐賀章広


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