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UPDATE|2019/02/13

NGT48次世代エース対談「研究生が初めて1つになったあの瞬間を忘れない」

──お2人にとってドラフト研究生はどういう存在なんですか?(加入もお披露目もドラフト生の方が約4カ月先)

大塚 初めは先輩って感じで見てました。

諸橋 確かに。

大塚 だんだん一緒に活動するうちに「仲間」ってなっていきましたし、今はライバルって意識もあります。

諸橋 ドラフト生の人たちとは合宿で初めて一緒に行動したんですけど、すでにダンスのレベルが高かったんですよ。それもあって先輩って意識が強くて、ずっと敬語でした(笑)。でも一緒に毎日レッスンを受けるうちに、尊敬の気持ちもありながら、「勝ちたい!」って気持ちもありました。

──敬語がなくなったのはいつ頃ですか?

大塚 合宿のときは完全に敬語で、ドラフト生と2期生の壁はあったんですけど、9月2日のお披露目ライブに向けてレッスンをしていくうちに、21人で研究生という意識に全員変わっていきました。

諸橋 お披露目ライブで21人が1つになれたなって感じました。ファンの方も、研究生21人として見てくれたのがうれしかったですね。

──お披露目ライブでのファンの方の反応はいかがでしたか?

大塚 緊張していて、あまり覚えていないんですけど、当日は予想を超える人たちが観に来てくださって。ステージに出た瞬間、NGT48の一員になれたんだなって感じたのを覚えています。

──誰が一番緊張してました。

大塚 全員ですね。始まる前から泣いてた子もいました。でも21人で円陣を組んだときに、ここから始まるんだなってワクワクしました。

──お披露目ライブは一斉にニュースで取り上げられて注目度の高さが伺えました。

大塚 テレビのニュースを観たら自分が映っているので不思議な気持ちでした。今もまだテレビに映るって慣れないんですけど、こうやって取材をしていただけるのもうれしいですし、やっとアイドルになれたんだなって実感します。

──「AKB48グループ 第2回ユニットじゃんけん大会」では、16人ユニット「2ki」で準優勝という快挙を成し遂げました。

大塚 まさかでしたね。本戦でじゃんけんする6人を決めるために16人で予選をしたんですけど、それ以外は特に作戦も考えずに出場しました。でも謎の自信はあったんですよ(笑)。

──昨年12月24日に研究生公演「PARTYが始まるよ〜研究生の息吹を感じて!〜」の初日を迎えます。

大塚 全国握手会でミニライブがあって、『今日は負けでもいい』を披露した後にサプライズで発表があったんですけど、やっと研究生だけで公演を作れることがうれしくて。その前から「研究生公演をできるようにしたい」ってスタッフさんから言われていたんですけど、いつからというのは私たちも予想していなかったので、「まさか」って気持ちでした。

──研究生公演が決まってからメンバーの意識に変化は感じましたか?

諸橋 ずっと公演に向けて着々と練習していたんですけど、正式に決まってからは研究生同士で意見をぶつけ合うようになって、正直ギスギスした時期もあったんです。いつも円になって、みんなで話し合うようになったんですけど、なかなか結論が出なくて、納得しない子もいました。私自身は、あんまり自分の意見が言えなくて……。言いたいことはあったんですけど、それで合っているのかも分からなくて悩みました。だけど、「みんなで汗を流して全力で」って目標を決めたときに1つになれた気がしました。

──どういうことでぶつかることが多かったんですか?

大塚 研究生公演には16人しか出られなくて、5人外れてしまうんです。そこで出られない5人から、いろいろな意見がありました。あと研究生公演と並行して、先輩方の公演の練習もしなきゃいけないメンバーもいて、先輩の公演の練習に重点を置いていた子も少なくなかったんです。それで研究生公演に気持ちが向いていないんじゃないかって話し合いを何回もして。そのときはレッスンの雰囲気も良くなかったですね。21人で話すだけでは、どうしても意見がまとまらなくて、スタッフさんやダンスの先生にも話し合いに参加してもらって、やっとまとまっていきました。公演初日を迎えるちょっと前まで、そんな感じでしたね。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/佐賀章広


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