FOLLOW US

UPDATE|2022/08/25

苦心の末に掴んだ初選抜・乃木坂46金川紗耶、アンダーライブで見せた唯一無二のパフォーマンス

乃木坂46『好きというのはロックだぜ!』通常盤

8月31日リリースの30thシングル『好きというのはロックだぜ!』で弓木奈於とともに初選抜入りを果たしたのが金川紗耶だ。30thシングルではセンターに賀喜遥香が選ばれ、初の福神には田村真佑、他にも清宮レイや柴田柚菜、掛橋沙耶香といった4期生が選抜の中心を占めており、前作に引き続き新たな時代の到来を感じさせる。本稿では初選抜を機に、金川がこれまで辿ってきた歩みを振り返ってみたい。

【関連写真】青春感満載、浴衣姿で笑顔を魅せる金川紗耶

 2018年の「坂道合同オーディション」を経て乃木坂46へと加入した金川は、「4期生お見立て回」でバスケットボールのフリースローを披露するなど、加入当初から運動神経の高さを見せており、同イベントで初披露となった楽曲のパフォーマンスでもダンス経験者らしく4期生の中でも一際異彩を放っていた。中でも2020年2月に開催された『マイナビ presents 第30回 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』ではランウェイモデルとして出演するほか、4月にはファッション誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルに抜擢されるなど、選抜入りをしていないメンバーとしては異例の大抜擢が続いた。

 そんな金川は165cmというグループでも高身長でクールなイメージとは裏腹に、天然で人懐っこいキャラクターで注目を集める。冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で行われた企画「真夏の恐怖体験2019」では、怪談話をしている中で唐突に「ミシュランマン」という単語が飛び出したり、「どんぐりの背比べ」を「ずんぐりむっくり」と言ったりと、天然エピソードは数しれない。『乃木坂どこへ』(日本テレビ系)で共演したMCのさらば青春の光の森田哲矢からは「数年後にはバラエティ界を席巻している」と称された。また、『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)では賀喜とともに「やんちゃなやんちゃん」として中毒性のあるダンスを披露し、バラエティを通じて金川の存在はファンの間で広く知られるようになっていった。モデルとしてのクールな姿だけではなく、バラエティで見せる親しみやすいキャラクターのギャップが金川の魅力だ。

 加えて、金川は高校時代にダンス経験があり4期生の中でもトップクラスの実力の持ち主。『真夏の全国ツアー2019』では桜井玲香、中田花奈、和田まあや、阪口珠美らグループの中でもダンスに定評があるメンバーと『自分じゃない感じ』を披露しており、その実力は早くから見出されていたが、2020年、2021年と続けて行われた4期生の単独ライブの経験を経て、今年3月に開催された『29thSGアンダーライブ』では、『My rule』『Route 246』『嫉妬の権利』といったダンスナンバーでセンターに立ち、しなやかでキレのあるダンスと惹き込まれるような表情で多くのファンを魅了した。その成長を強く感じられたのが5月に日産スタジアムで開催された『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』だ。アンダーメンバーとして参加した金川だが、全員で披露した『インフルエンサー』での伸びやかでキレのある手足の動きに目を奪われた。

 また、4期生の冠番組『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)では、遠藤さくら、松尾美佑、田村真佑らとスーパーやんちゃんずとして活躍、さらにはダンスメンバーとしてSPEEDの『Body & Soul』を披露するなど、多方面でダンスの実力を発揮してきた。
AUTHOR

川崎 龍也


RECOMMENDED おすすめの記事