──この10年でメンバー自身はどうでしょう、変わりました?
山邊 じゃあ私、(庄司)芽生のを言います。
庄司 え〜、なに?
山邊 芽生は昔、すごい人見知りだったんですよ。話しかけてもそっけなくて。あまり人とふざけたりもしなかったんですけど、いつ頃からかそれが吹っ切れたのかあまり人見知りしなくなりましたね。芽生自身からおちゃらけてくることもあるし。
中江 あか抜けた?
庄司 元々はそうだったんですよ、はっちゃけるのも好きだし。なんですけど、ちょっと心を開くの遅いがタイプで。
新井 時間かかりましたよ〜。
──どれぐらい時間かかったんですか?
中江 やっと最近ですよ、9年かけてようやく。
庄司 それは言いすぎだよ〜。
中江 それは言いすぎですね(笑)。でも、5周年とか6周年迎えたぐらいですよ。
山邊 それでも十分遅いな〜(笑)。
中江 でも、芽生が全てを出してきたのがそれぐらいでした。やっと出たじゃん芽生、みたいな(笑)。だから嬉しかったですよ。
──他の3人はどうですか?
新井 ベエさん(山邊)は最初はすごくクールで。
山邊 やめてよ〜、恥ずかしい(苦笑)。でも、たしかに可愛い服とか絶対に着なかったです。
新井 そう。私、クール系、スタイリッシュ系でいくからみたいな感じでした。
中江 革ジャンとか着てるイメージ。
山邊 ピンクとか絶対に着なかったです。
新井 だけど今は可愛い系も着てます。
──ピンクも……。
山邊 着ますね(笑)。
新井 あと、すごく物事をはっきり言ってました。今もはっきりは言うんですけど、言い方が柔らかくなりましたね。
庄司 丸くなりました。
山邊 いいことですよね。
──当時はなんでそんなに尖ってたんですか?
山邊 え〜、なんでだろう。そういう大人に憧れてたんですかね。昔から米倉涼子さんとか強い女性が好きで、格好いい女性になりたかったんですよ。でも、東京に出てきて、家族以外、メンバーと過ごす時間が長くなると、世の中っていろんなタイプの人がいるんだって思って。元々自分の当たりが強いことは知ってたので、そこは直さなきゃなって思ってたんです。でも、家族といる時間が長いと甘えちゃうのか、直せなかったんです。それがメンバーといることによって、人に優しく、すぐに腹を立てないとか、そういうところから自分の気持ちを落ち着かせるようになってからちょっと丸くなってきたのかもしれません。