──アイドル界では同時期にデビューしたPASSPO☆やSUPER☆GiRLSの1期生など”同級生”が卒業や解散を選んでいます。アンジュルムの和田彩花さんが卒業を発表した時、庄司さんがブログで「仲間がいて心強かった」と書いていましたが、やはりデビューが近い人たちには仲間意識がありますか?
庄司 すごくありますね。女子流は元々ぜんぜん違う夢を見ていたメンバーが集まって、ほぼゼロからのスタートで不安だった中、同時期にデビューされた皆さんの存在は仲間というか心強い存在で。自分たちも頑張ろうって気持ちに自然とさせてくれる存在だったので。去年は特に多かったですけど、みんなが卒業していっちゃうのが正直めちゃくちゃ寂しくて。でも、その分2010年からのその時代を一緒に活動してこれたっていう誇りが私たちにもあるので、それを私たちが終わらせるんじゃなくて、その時代の歴史をこの先も続けていくために私たちはより頑張らなきゃなっていう気持ちにもなりました。
山邊 今は毎月すごい数のアイドルさんが結成されてますけど、2010年頃ってホント1年通しても数えるぐらいしかなかったので、ステージ上ではライバルだけど、ステージ降りたら仲間、このブームを一緒に盛り上げていきたいっていう意識の方が強かったですね。ライバル同士というより、みんなでブームを盛り上げようっていう方が強かったから、ホントあの時の絆ってすごいなって思いますね。
庄司 あの時代から活動できて本当に有り難いなって今改めて思います。女性アイドルブームがスタートしたあの時期を知ってるからこそ、辛いことがあっても挫けちゃダメだって思うし、より新しく、もっともっと進化していかなきゃなって思います。
──特にデビュー時期が近い、ももクロとスマイレージ(現・アンジュルム)は別格ですか?
山邊 違う!
庄司 特別!
山邊 今でも(百田)夏菜子ちゃんが女子流のことをラジオで話してくれたりとか、(高城)れにちゃんが、同じ4人グループなんで女子流と一緒に騎馬戦やりたいって言ってくれたりとか。あーりん(佐々木彩夏)は同級生ってこともあってたまに遊びに行くんですよ。そうすると当時の思い出とか話したりすので、その3組は特別っていうかホント同志って感じですね。
庄司 年齢的にも少しお姉さんで、当時からキラキラされてた方たちなんで。同時期にデビューさせていただいたけど、私たちからしたら憧れですね。ずっと輝いていてほしいし、そこを目指して私たちも追いかけていきますっていう気持ちでいます。
──昨年末にパシフィコ横浜で開催された「ももいろ歌合戦」では共演もしました。
中江 2011年に女子流はももクロさんと五番勝負っていうのをやらせてもらったことがあって、その時も『おんなじキモチ』をやらせてもらったんですけど、今回も「ももいろ歌合戦」で『おんなじキモチ』を一緒にやらせてもらうことになって、その時、ももクロさんはみんな「身体が覚えてるもん」って言って踊って下っさって、それがすごく嬉しくて。またコラボできることがあるって思ってなかったし特別な時間でしたね。
新井 あと、ももクリ(ももいろクリスマス2018・12月24日にさいたまスーパーアリーナで開催)にも出演させていただいたんですけど、その時も少しお話する時間があって、10周年ライブの素敵なDVDもいただいて、ずっと変わらずに接してくださるももクロさんたちに温かい気持ちになりました。
──五番勝負もあって女子流とももクロは一緒にやっているイメージがありますが、スマイレージは?
山邊 イベントでよく会ってました。また雑誌でも、ももクロさん、スマーレージさんと女子流の3組が同時期にデビューっていうのもあって、よくその3組がセットになってたんですよ。
新井 『MUSIC JAPN』(NHK)も一緒だったしね。
庄司 あとスマイレージさんの『夢見る15歳』のMV、YouTubeでめっちゃ観てたよね。
山邊 みんなで観て歌って踊ってた(笑)。
庄司 大好き!
山邊 女子流はその当時『キラリ☆』を出してたんですけど、『キラリ☆』は当時の私たちからしたらちょっと大人びてて、衣装も白と黒だったんです。『夢見る15歳』はMVがすごくキラキラしてて、ミニスカートで。当時の私たちにはないものが詰まってたから「いいなぁ」って言ってました。