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UPDATE|2019/02/26

安田大サーカス クロちゃんが語る「アイドルと炎上」

「悪名は無明に勝る」とも言うが、果たしてアイドルにとって炎上するのはいいことなのか? 大のアイドル好きでアイドル現場に足繁く通い、炎上にも縁深い安田大サーカス、クロちゃんが語る「アイドルと炎上」。


僕は決して狙って炎上騒ぎを起こしているわけじゃないんですけど、周りからは「芸人としては、むしろオイしいじゃん」って言われることがあるんです。最近はアイドルの中でも炎上商法的なことを意図的にやるパターンが目立ちますよね。でも、これはなかなか難しいんです。

「アイドルと炎上」ということに関して、これまでもっとも上手く立ち振る舞えたのはさしこ(指原莉乃)ということで間違いないでしょう。彼女の場合、もともと頭がいいことに加えて、根っからのアイドルヲタクじゃないですか。そこが最大の強みなんですよ。

ファンがどういう心理になるのか、緻密に計算することができるので。りか姫(中井りか)もまだ若さが出ちゃっているけど、もともとトークは達者なので、ここからいくらでも伸びると思います。

やっぱりアイドルだって、目立つためには変わったことを言わないとダメではあるんです。じゃないと話題にならない。だけど、不快感を与えるのはNG。

たとえば菊地亜美ちゃんの場合、ズケズケものを言うように見えて、決して不快な感じはしないじゃないですか。あれは本人のツッコミ技術が高いからなんですけど、なかなか真似しようとしても難しいと思う。

やっぱり炎上って一度やっちゃうと、そのイメージを覆すことが難しいんです。もしアイドルで炎上商法をやるとしたら、運営側が徹底的に悪役になり、メンバーは「可哀想……。応援したい!」って思われるのが理想。

でも、それもなかなか難易度は高いですよ。「悪名は無名に勝る」って言いますけど、好感度が何より大事なアイドルたちには「炎上」に安易に手を出してほしくないですね。
CREDIT

取材/小野田衛


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