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UPDATE|2022/10/03

100万円馬券的中で話題・キャプテン渡辺が語る芸人としての迷走「R-1決勝に残ったのに」

キャプテン渡辺 撮影/松山勇樹

競馬好きなら誰もが知る存在。しかしお笑い芸人としては、2011年、12年と「R-1ぐらんぷり」(フジテレビ系)決勝に連続出場して以降、本人曰く「迷走していた」という男が、11年振りに単独ライブ「漫談スタイル」(10月4日、「座・高円寺2」にて)を敢行する。競馬界ではノリにノッている今、あえて「お笑い」に正面から向き合ったキャプテン渡辺に話を聞いた。(前後編の前編)

【写真】100万円馬券的中で話題・キャプテン渡辺

8月21日に札幌競馬場で開催された中央競馬の重賞レース「札幌記念」(GⅡ・芝2000メートル)で、約10年半ぶりにキャプテン渡辺の名前が全国区のニュースの見出しで踊った。レギュラー番組『ウイニング競馬』(テレビ東京)のYouTube企画で、3連単152.1倍の馬券を7000円分購入しており、なんと106万円4700円もの払い戻しを受けたのだ。

「静岡の実家に帰るタイミングで、新幹線に乗って携帯で中継を見てました。ちょうど三島を通過したぐらいでしたかね(笑)。自腹1万円で100万円を当てる、っていう無茶振り企画だから、正直こっちも当たるとは思ってなくて。『ホントに来た!ホントに来た!』って慌てちゃって。車内だから騒げないけど、心の中では絶叫しまくってましたよ(笑)」

一躍時の人となったキャプテン。今でこそその選馬眼は競馬ファンからも一目置かれる存在だが、競馬に熱狂してきた20余年はほとんど負け続きの暗黒期だった。ようやく2019年から年間収支がプラスに転じ、現在は3年連続でキープできているというが、全く当たらず痛い目を見続けた歴史は、本人の挫折の歴史ともまるまる重なっている。

千代の富士、長州力、高校野球の甲子園、極真空手、ダウンタウン。子供のころからいろんなものに憧れた。そして高校を卒業した渡辺少年が選んだのは、大好きなプロレスの道だった。


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