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UPDATE|2022/10/10

乃木坂46山下美月が『舞いあがれ!』出演、あざといキャラを経て次なるステージへ

山下美月がセンターを務めた26thシングル『僕は僕を好きになる』

2019年のドラマ初出演以降、しっかりと地に足をつけた表現力を身に着け、俳優として順調にステップアップしてきた乃木坂46の山下美月。今や乃木坂46を代表する女優として成長を遂げている彼女は今、現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演している。

【関連写真】こんな美女と一緒に飲みたい!山下美月の豪快ジョッキ飲み姿

48グループ/坂道グループ全体を見てみると、これまでに『まんぷく』に出演した深川麻衣を始め、『カムカムエヴリバディ』の川栄李奈や『なつぞら』の渡辺麻友など、多くのメンバーが朝ドラに出演してきた。

だが、現役アイドルでの出演となると、2016年に『べっぴんさん』に出演したももいろクローバーZの百田夏菜子まで遡らなければならず、それだけに山下の朝ドラ出演は快挙と言えるだろう。驚くべきことはヒロインの親友役という重要なポジションを与えられているということだ。

山下といえば、女優としてはやはり“あざといキャラ”というパブリックイメージが強い。これまでも男性を翻弄するビデオガールを演じた『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京系)を始め、しっかり者だが感情が表に出ない“低温女子”を好演しあざといキャラの片鱗を見せた『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、天然魔性系女子大生として教授を沼へと落としていった『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)、さらには『あざとくて何が悪いの?』内の「あざと連ドラ」で見せた男性を虜にするあざとい表情や演技など、どこかエキセントリックでひとクセあるキャラクターを演じてきた。

中でも、山下のあざといイメージを確立させたのはヒロインとして出演した『じゃない方の彼女』だろう。2021年は山下にとって『僕は僕を好きになる』で初のセンターに抜擢されたタイミングであり、まさに乃木坂46の顔として広く知れ渡った年。『じゃない方の彼女』で見せたあざとさ満点の渾身の演技はその活躍に一役買ったといっていい。

こうしたあざといキャラについて、山下はインタビューで「役としてではなく“山下美月”としてそういうものを求められると、ちょっと躊躇してしまうこともありました」としつつも、「今までやってきたことの積み重ねで今回も怜子役をやらせていただけることになったと思うので、そういう繋がりの大事さはものすごく実感しています」とあざといイメージへのポジティブな印象を語っていた。

役者にとってある一定のイメージを持たれるというのは良い面もある一方で固定されたイメージに縛られてしまうというマイナスな面も多少はあるものだが、山下はそれを前向きに捉えているという点が役者としての強みでもある。

AUTHOR

川崎 龍也


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