──今回、優勝したことで将来的にソロコンサートをやりたいという気持ちも出てきたのでは?
野島 そうなんですよ! 大きな会場で歌いたいって思うようになりました。夢ですね。あと最近は「すごく楽しそう」って言われることが多くなりました。自分的にも毎日がすごく楽しいです。
──逆に言うと、今まではつまらない感じだったのでしょうか?
野島 いやいや(笑)。公演に出たりすることはすごく楽しいですよ。でも何に向かって頑張ったらいいのかが分からなかったんです。後輩たちも入ってきて、同期が結果を残していく中、私は何で成果を出せばいいのか悩んでいて。だからこそこうやって目に見える結果ってすごく大切だなって思いました。
──自分の道先が見えたと。
野島 あと、今まではずっとファンの方々にわがままを言って力を貸していただいてばかりだったんです。でも今回は、ファンの方の力を一切借りられない企画での優勝だったので、そのうれしさはすごく大きいと思います。
──SKE48に加入してから悔しさを感じる場面は多かったですか?
野島 今は大人になったのでないですけど(笑)、私、昔はプライドが高かったんですよ。これはもうネタとして言いますけど、ファン投票1位でSKE48に入ってきて、センターにも立たせてもらって、握手会もそれなりに人気で……。プライドが高くならないわけないじゃないですか! だから加入した当初はかなり自信がありました。でも、いつの間にか前のめりで落ちていって(笑)。あの頃は家で泣いたりしていました。今では当時のことを明るく話せるようになっていますけどね。
──できるのならその頃の野島さんに何と教えてあげますか?
野島 「天狗になるな! 空回りするな! 自分だけの意見で決めるな!」(笑)。
──(笑)。ただ、そうは言っても、これからのSKE48には野島さんのようなメンバーが大事になってくると思います。
野島 本当ですか? そう言ってもらえるとうれしいです。優勝する前はもっとお仕事がほしいって思っていて……。でも今回でコツコツやってきた練習量は裏切らないなって思いましたし、自分自身、立ち上がることが大事だなって思いました。選抜に選ばれている方には努力や理由があるわけで、これからもっと注目されて、いつか選抜メンバーに選ばれるように頑張ろうと思います!
のじま・かの
2001年9月6日生まれ、愛知県出身。 164センチ。O型。ニックネームは「かのちゃん」。 チームS所属。7期生。
▶初めて人前で歌ったのは?
「小学1年生のときです。童謡の『黒猫のタンゴ』を歌いました。当時この曲がものすごく大好きだったんですよ」
▶カラオケの十八番は?
「ミュージカル映画『リトル・マーメイド』の『Part Of Your World』ですね。目を閉じていても明るい気持ちになれるし、セリフがあるので、感情をさらけ出せるんです。それが本当に楽しくて。ぜひみなさんも聴いてみてください!」
▶歌が上手くなるコツは?
「原曲のモノマネをすることかな。耳でその曲を聴きながら、その方の歌い方を真似してみると、特徴にも気づきますし、少しずつ上手くなっていくと思います」
AKB48グループ歌唱力No.1決定戦
場所:豊洲PIT
日時:2019年3月25日(月) 開場18:00/開演19:00
<出演メンバー予定>
野島樺乃(SKE48)、矢作萌夏(AKB48)、岡田奈々(AKB48/STU48)、山崎亜美瑠(NMB48)、山内鈴蘭(SKE48)、横山結衣(AKB48)、矢野帆夏(STU48)、坂本愛玲菜(HKT48)、小田えりな(AKB48)