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UPDATE|2019/04/02

「人生は長期戦」辻希美・加護亜依 「W」13年ぶりの共演の意味

「Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019」に出演した加護亜依(左)、辻希美(右)

3月30日(土)31日(日)に幕張メッセで開催された「Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019」。初日昼公演はハロプロ20周年企画回として、モーニング娘。OGの辻希美、加護亜依、新垣里沙、道重さゆみ、鞘師里保が出演した。中でも大きな話題を呼んだのはやはり、辻希美と加護亜依の共演だろう。その共演の意味を改めて考えてみたい。



3月30日、千葉・幕張メッセで開催された『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019』で、辻希美と加護亜依が13年ぶりに同じステージに立った。オープニングからいきなり『ロボキッス』を熱唱した2人は、「リーダーの辻希美と!」「サブリーダーの加護亜依!」「2人合わせてW(ダブルユー)で~す!」とお決まりの挨拶を披露。会場からは割れんばかりの大歓声と、「うぅ……ここまで長かったよう」とむせび泣く嗚咽が交錯した。

2人は黄金期のモーニング娘。を牽引し、ミニモニ。では全国のちびっ子たちの憧れとなった。グループ卒業後もユニット・W(ダブルユー)を結成し、現在のアイドルブームの礎を築いたことは今さら説明の必要もないかもしれない。

だが、この日の共演は単に“伝説的ユニットの復活劇”というだけではなかった。戦後の芸能史に刻まれるような“電撃的和解”と言っても過言ではない。なぜか? 加護の卒業は決して望まれたかたちのものではなかったからである。2006年と07年、未成年ながら喫煙している姿を週刊誌に連続でスッパ抜かれた加護は、事務所から解雇される。それは時代を切り拓いた人気メンバーの、あまりにも寂しい幕切れだった。

だからこそ──。辻にとっても、加護にとっても、この日の共演は感無量だったはず。決して開かれないはずのドアが開いた。絶対に戻らないはずの時計の針が戻った。これは一種の“事件”なのである。

この日、2人は計5曲をパフォーマンスした。クライマックスはモーニング娘。’19の現役メンバーと一緒に披露した『I WISH』。感極まった加護は途中から歌うことができなくなった。その隣で加護を支える辻も万感の想いで涙ぐむ。こうなると、客席はもちろん大号泣大会だ。

≪人生って すばらしい ほら 誰かと 出会ったり 恋をしてみたり≫

≪晴れの日があるから そのうち雨も降る 全ていつか納得できるさ!≫
AUTHOR

小野田 衛

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