指原莉乃がHKT48として参加する最後のシングル『意志』が4月10日に発売される。そのシングルで選抜復帰したのが2期生の朝長美桜だ。今回はその朝長美桜と、同期の田島芽瑠との対談をお送りする。指原莉乃の卒業、5期生の加入と激動のHKT48を、初期からグループを支える2期生の2人はどう見ているのか。
──朝長さんは今回のシングルで選抜復帰となりましたが、実はこの1年間、怪我のためにリハビリを続けてきたんですよね?
朝長 はい。昨年の1月に膝を怪我してしまって(半月板損傷)。あのときはもう「もうアイドルとして戻ってこれないな」って絶望しました。最初は「短期間で日常生活に戻れる」って言われていたんですけど、私の筋力がないこともあって、1年もかかってしまって……。
──まったく踊れなくなってしまったわけですもんね。
田島 私は怪我をした瞬間を見てしまっていたので、もう何も言えなくて……。無理して治るものじゃないから、とにかく待っているしかないし、戻ってきた今は普段からフォローできればなって。今までもお互いに支えてきた関係だったので、とにかく支えたいです。
朝長 うれしいな、ありがとう。でも、この1年間はマイナス面だけじゃなかったんです。動けないなら、今しかできないことをやろうって気持ちを切り替えて、Youtubeをはじめたり、ビジネス書を読んだりして。
田島 えっ、ビジネス書?
朝長 うん。ずっとこのアイドルの世界しか知らなかったから、気がつかないうちに視野が狭くなっていたんです。このままじゃいけないかな、と思ったから、いろんなことを知ろうと思って。リハビリは痛みを伴うので、本当に辛かったんですけど、だからこそリハビリを頑張ったあとは、自分ができることを楽しもうって。おかげでたくさんのことを学べたし、手に入れることもできたと思います。