大森靖子を中心に2018年に結成された異色のアイドルグループZOC(ゾック)が平成最後の日、4月30日にシングル『family name』で全国デビューする。
ZOCは、プロデューサー兼メンバー兼同志を表す「共犯者」と位置付けされた大森靖子を筆頭に、音楽ユニット“禁断の多数決”の元メンバー藍染カレン、少年院出身という過去を持ち、テレビ番組でもブレイク中の戦慄かなの、ミスiD2017大森靖子賞の香椎かてぃ、セルフプロデュースアイドルユニットとして話題となった生ハムと焼うどんの元メンバー西井万理那、ミスiD2018ファイナリスト兎凪さやかなど、個性溢れるメンバーが在籍する異色のアイドルユニット。
初のCDリリースとなる今作は、大森靖子が作詞作曲を手がけ、自己肯定をまっすぐに伝える力強いロックソング『family name』と、アイドル感を大森靖子風に昇華させたポップソング『チュープリ』の2曲を収録。
CDデビュー決定に際して、大森靖子のコメントも到着した。
◆大森靖子コメント結成から半年、いよいよZOC名義で初のシングルを発売できることとなりました。メンバーの情熱も焦燥も、諦念すらとても眩しいもので、歳をとればとるほど一年は短く感じるようになるといいますが、私の共犯者としての半年は輝いて質量のある尊いものになったのだから、めちゃくちゃなメンバーばかりだけど、私にとってやっぱり一等のアイドルだなと感じています。この時代の空気と彼女達の無感情と極彩色が振り切れるその感じを、今リリースして共有したいと思い、緊急リリースという形にさせていただきました。family name、チュープリの二曲ともメンバーそのまんまの曲、圧のある可愛さかっこよさ潔さを楽しんでいただける仕上がりになっています。
なお、CDデビューに際して、都内を中心に初のリリースイベントも開催予定。
ZOCデビューシングル『family name』2019年4月30日(火)発売
◆ZOC(ゾック)プロフィール大森靖子を中心として2018年に結成。徒弟関係や親子関係を連想させる「大森靖子プロデュース」を否定し、自らをプロデューサー兼メンバー兼同志を表す「共犯者」と位置付けている。
大森靖子による解説ZOC とは”Zone of Control”の略、ウォー・シミュレーションゲームやシミュレーションロールプレイングゲームで用いられるゲーム用語です。簡単にいえば、ゲームにおける「支配領域」の概念のことです。そこに、常に提唱している「孤独を孤立させない」の意味を持たせ、このユニットにおける「ZOC」とは"Zone Out of Control”とし、孤立しない崇高な孤独が共生する場所と定義します。ZOCは固定したり、流動的になったり、弾性的に様々な形で形成される。そしてZOCは、ZOCが影響を与え受ける全ての存在と繋がって存在します。私はZOCのプロデューサーではありません。一緒に戦い、一緒に遊ぶ、同じ心に黒い穴の空いた共犯者です。そして、わたしたちZOCの共犯者に、あなたもなってほしい。
藍染カレン(あいぞめかれん)赤/毎夜ぼっちで踊ってた熊本のワンルーム・ロンリーダンサー。学生時代の2年間、細く長い手足、美しい顔を誰にも見せず真っ赤な部屋で暮らし、ようやくアイドルに。
戦慄かなの(せんりつかなの)水色/自らの実体験を元に児童虐待に対する NPO 法人「bae(ベイ)」を立ち上げ、コラムを書き、華麗に踊る、少年院帰り。各方面でブレイク中のファビュラスドールフェイス。
香椎かてぃ(かしいかてぃ)紫/治安担当。絵を描くことと踊ることに人生を救われた、孤高の横須賀バカヤンキー。絵は「ニューヨーカーの挿絵のよう」と評されるハイセンス。
西井万理那(にしいまりな)オレンジ/現在活動休止中の二人組ユニット「生ハムと焼うどん」として、「完全セルフプロデュースアイドル」をうたい、2016 年には誰もが無理と笑った 3000 人規模の TOKYO DOME CITY HALL ワンマンライブを成功させる。その後、活動休止を発表。栄光と挫折を経験し、常識にひれ伏さない女。ジャニオタ。
兎凪さやか(うなぎさやか)白/女子百八のコンプレックスを持ち、そのすべてを「カワイイ」に変え突き進む、女子の共感を呼びまくる共感力の天才。自撮りは作品。