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UPDATE|2022/11/29

【何観る週末シネマ】世界的トップアーティストの知られざる真実『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

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この週末、何を観よう……。今週公開の作品の中から、映画ライターのバフィー吉川が推したい1本をピックアップ。おすすめポイントともにご紹介します。今回ご紹介するのは、11月25日(金)に公開された、数々の名曲を作り続けた世界的兄弟グループの知られざる事実とドラマが語られている『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』。気になった方はぜひ劇場へ。

【写真】世界的トップアーティストの知られざる真実『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』場面写真

〇ストーリー
全世界で2億2千枚を超えるアルバムを売り上げ、書いた曲は1,100曲、全英・米No. 1ヒットが20曲、トップ10ヒットが70曲。時代の変遷を生き延び、人生のサウンドトラックとなる数々の名曲を作り続けた兄弟グループ「ビー・ジーズ」。スピルバーグ監督を支える名プロデューサーとして数々の名作を送り出してきたフランク・マーシャル監督最新作、クリス・マーティン、マーク・ロンソン、ノエル・ギャラガー、ニック・ジョナス、エリック・クラプトン、ジャスティン・ティンバーレイクら豪華ゲストも多数出演している。

〇おすすめポイント
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)や『ジュラシック・ワールド』(2015)など数多くのハリウッドの大物プロデューサーとして知られ、近年は『ジャズ・フェス:ニューオーリンズ・ストーリー』やキャロル・キングとジェイムス・テイラーの『Just Call Out My Name』(日本未公開)といった音楽系ドキュメンタリーの監督としても才能を開花させているフランク・マーシャル。

そんなフランク・マーシャルが、『小さな恋のメロディ』(1971)の「メロディ・フェア」や『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)の「ステイン・アライブ」といった映画の主題歌・挿入歌も有名、全世界でアルバム 2 億 2 千万枚超を売り上げ、書いた曲は 1,100 曲以上という世界的トップアーティスト「ビー・ジーズ」に手を出した!

アメリカのテレビ局HBO制作のバックアップもあって、貴重な映像が満載。映像資料としての価値も絶大。それに加え、ジャスティン・ティンバーレイクやエリック・クラプトン、ニック・ジョナスなど、ビー・ジーズに魅了された幅広い世代のアーティストたちのインタビューも収録。「ビー・ジーズを語りたい」という有名アーティストの多さに選出が困難だったとか。

兄弟だからこそできたこと、その一方で兄弟であったからこその苦悩。有名になり過ぎたからこその栄光と挫折、そして再生。誰もが知っているビー・ジーズの知られざる事実とドラマが語られている。

ビー・ジーズを知らない人にとっては最高の入門編であり、知っている人は、よりその魅力に圧倒されるだろう。

〇作品情報
監督:フランク・マーシャル 
製作:ナイジェル・シンクレア、ジーン・エルファント・フェスタ 
脚本:マーク・モンロー
出演:バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー(オアシス)、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、マーク・ロンソン、クリス・マーティン(コールドプレイ)、ジャスティン・ティンバーレイクほか
11/25(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかにて公開

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