6月、和田彩花がおよそ10年にわたるグループ活動に終止符をうち、アンジュルムを卒業する。リーダーとして、エースとして影に日なたにグループを牽引してきた和田の卒業はグループにどんな影響をもたらすのか。当人・和田彩花と、2期メンバー竹内朱莉、5期メンバー笠原桃奈にグループと和田の未来を聞いた。
──いよいよ和田さんの卒業まで2カ月を切りました。とはいえ、しんみりした様子はあまりないですね。
竹内 そうですねえ。面白おかしくやっていますよ。基本、バカばかりやるグループなので。
和田 そう? たまに寂しがっていることもあるじゃん。泣きながら私に抱きついてきたりさ。
笠原 私は泣かないですけどね。
和田 いやいや、あなたも泣いていたじゃないですか(笑)。
笠原 えっ、えっ!? いつですか!?
和田 最近だと新メンバー(太田遥香・伊勢鈴蘭)が加入したとき!
笠原 まぁあれは……。でも、和田さんが卒業するから泣いたっていう話とは違うじゃないですか。
和田 どうだろう。私はそのことも関係していると思うけどね。
──知らない読者のために、現場の状況を説明していただけますか?
和田 新メンバー2人と対面した瞬間、一斉に泣き出したんですよ。泣いたのは、かみこ(上國料萌衣)以下の若いメンバーでしたけど。
竹内 そうそう。(佐々木)莉佳子も泣いていましたね。
和田 新メンバーは明らかに若くて、やる気と希望に満ち溢れている。もうそこにはアンジュルムの明るい未来が見えるわけです。当然そのことはうれしいんだけど、同時に言いようのない不安が襲ってきて……みたいなことだったと思うんです。私はそういう涙だと解釈しました。
竹内 また、前振りが何もない突然の発表でしたからね。
笠原 それに加えてグループの中で私が最年少だったのに、同学年の子が2人も入ってくるわけですから。「私、どういう立ち位置でいればいい!?」って混乱しちゃって