本日28日（日）深夜0時放送の『乃木坂工事中』（テレビ東京）でついに「与田祐希vsハブ」が実現する。これは3月31日（日）放送回よりスタートした「罰ポイント精算ツアー in 沖縄」のクライマックスとして放送されるもの。今回はライター左藤豊氏の連載「アイドル番組定点観測」の増刊号として、今夜の放送に至るまでの『乃木坂工事中』沖縄編を振り返ります。
3月31日（日）放送回よりスタートした『乃木坂工事中』（テレビ東京）の「罰ポイント精算ツアー in 沖縄」。雲ひとつない青空、透き通った海、白い砂浜、そこで今をときめくトップアイドル・乃木坂46がキラキラとした笑みをたたえながら仲良くはしゃいでいる――こんな尊い番組、他にありますか!? これぞアイドルロケの王道であり真骨頂。ファンにとってはこの上なく幸せな日曜深夜の時間だっただろう。今回はそんな『乃木坂工事中』の沖縄編を振り返ってみたい。
まず番組を見ていて個人的に一番白熱したのが、4月7日（日）の水風船ビーチバレー。中でも水風船女王・鈴木絢音（＝2018年7月8日放送「運動能力ゲーム大会」の水風船キャッチで優勝した過去を持つ）の華麗なる手さばきを再び見られたのはうれしかったなぁ。本当に惚れ惚れするほど上手なんだよ。負けちゃったけど。
また、山崎怜奈が水風船を顔面から浴びるガッツを見せたほか、お題に沿って写真に写るバトルでは伊藤純奈がセンターを奪取、さらにぐるぐるバット30m走ではなぜか伊藤かりんがバナナマン・日村と1対1で勝負することになり、日村から悪質タックルを受けて海へダイブするなど、全般を通して2期生メンバーの活躍が光っていたように感じた。
他にも山下美月の超人的な跳躍や星野みなみのハンモックからの転落→激おこなど、名場面を挙げ始めるとキリがないのだが、やはり沖縄編全体を通して最も輝いていたのは与田祐希ではないだろうか？
ヤギを連れて楽しそうに散歩をしたり、サーターアンダギーを口いっぱいに詰め込んでモゴモゴ言ったり、恐怖の手作りバンジーに挑戦し悲鳴を上げたり、アイドルらしく可愛い姿を何度も見せた与田。しかしその反面、ぐるぐるバット30m走ではヘロヘロになって最下位に沈んだのをはじめ不用意な発言などもあり順調に「罰ポイント」を加算。
4月21日（日）放送の最終対決「バナナマンを喜ばせろ！お土産センスバトル」では、ライバルたちがTシャツや置物、ブレスレットなど趣向を凝らしたお土産をチョイスしたのに対し、与田がバナナマンのために買ってきたのはなんとハンバーガー＆コーラ！ いや確かにめっちゃ美味しそうだけど！ “お土産”の範疇から外れていることと、集合時間に20分遅れたペナルティも重なって最終的に与田の罰執行が決定した。
次回、4月28日（日）放送回では与田がいよいよ罰となる「ハブ退治」へ！ あれっ、そういえばオンエアでずっとハブ退治を嫌がっていたけど、与田って動物大好きキャラじゃなかったっけ？ ヤギをペットとして飼っていたり、ウミガメに会うためにダイビングの資格を取ったり、はたまた筆者は過去に乃木坂46のミュージックビデオ撮影を密着取材したことがあるのだが、そのときも与田は空き時間に水辺でカエルとたわむれていたし（その光景は徳間書店『OVERTURE』012に掲載）。だから今回ここまでハブを嫌がっているのはちょっと意外だったなぁ？
ともあれ、沖縄編のクライマックスとなる「与田祐希vsハブ」のバトルにどんな結末が待ち受けているのか。とにかく無事（かつ面白いロケになっていること）を祈るばかりです……！ 
