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UPDATE|2023/02/04

現役生活19年に終止符、“アイドル渡り鳥” 金澤有希がマイクを置く理由

金澤有希 撮影/荻原大志

SUPER☆GiRLSの金澤有希が2023年2月10日に開催されるコンサートでグループを卒業する。2004年に北海道のアイドルグループ・Touchのメンバーとしてキャリアをスタートさせた金澤は、10年にAKB48のオーディションに合格して研究生入り。将来を嘱望されたものの、惜しまれつつグループを離れる。12 年にはエイベックスのアイドルプロジェクト「iDOL Street」内で結成されたGEMのリーダーに就任。同グループが解散すると、今度は同じiDOL StreetのSUPER☆GiRLSに加入。つまり今回の卒業は4回目となるのだ。こうしたキャリアから、金澤のことを「アイドル渡り鳥」と評する者も多かった。

【写真】現役生活19年を終える金澤有希 撮り下ろしカット【5点】

「卒業を発表してからも『本当に辞めるの? どうせ復活するんでしょ?』とか言われることがすごく多くて(苦笑)。今までのことを考えると、それも仕方ない話ではあるんですけどね。でも、今回ばかりは本当に最後です。やり切ったなという満足感でいっぱいだし、後悔なんて絶対しないはずですから」

卒業にあたっては、年齢のことも理由になったという。金澤は来年6月に30歳を迎える。ここをひとつの区切りと考えたのだ。しかし今はアイドルの“選手寿命”も長くなる傾向があり、30歳を超えて現役を続ける者も目立つ。Negiccoやでんぱ組.incには結婚や出産を経てアイドルを続けるメンバーもおり、ファンもこれを支持している。時代は確実に変わりつつあるのだ。

「もちろんそういったことは私も知っていますが、私の場合はアイドルを始めたときの年齢が若かったので(10歳)、ベテラン感が出ちゃう部分はあったかもしれません。それに加えて大きかったのは、SUPER☆GiRLSというグループの特徴ですよね。“キラキラしたフレッシュな女の子”というのが最大の魅力だと思っていて、今後のことを考えると若い子たちが中心であるべきだと考えたんです。この卒業は昨日・今日で思いついた話ではなくて、かれこれ2年くらい考えて出した結論でした」

AUTHOR

小野田 衛


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