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UPDATE|2019/05/07

AKB48横山由依が『アナザースカイ』でロンドン旅。総監督を離れたこれからが本番

アイドル番組定点観測 第12回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第12回となる今回の観測期間は4月29日(月)~5月5日(日)。



元号は平成から令和へ変わったが、それより1カ月早いタイミングで代替わりが行われたのがAKB48グループの総監督職。2015年12月から約3年間総監督を務めた横山由依は、今年3月31日をもってそのバトンを向井地美音へ渡し職を退いた。

その横山がロンドンを旅したのが、5月3日(金)放送『アナザースカイII』(日本テレビ)。和のイメージが強い横山がロンドンを選んだことと、ヨーロッパに降り立つのが今回が初めてということの2つの意味で驚いたのだが、バスに乗って市街を観光しながら見せる表情がとにかく明るくて、「憧れの地を訪ねることができてよかったね、頑張ってきてよかったね……!」とまるで娘や姪を見ているような気持ちになりました(ビッグ・ベンは補修中のため見られなかったけれど……)。

番組内で指原莉乃も語っていた通り、「総監督じゃなくなってから、本当に前よりも明るくなった」というのは画面越しでも十分に伝わってきた。そりゃ(国内で)400人近いメンバーが所属するグループをまとめるのは並大抵のことじゃないし、偉大な先代・高橋みなみとも常に比較され、双肩にかかる重みはきっと想像以上のものだっただろう。

個人的にはNot yetの末っ子ポジションでイジられたりもしながら屈託なくきゃっきゃとはしゃぐ横山が好きだったので、総監督という重責から離れた今こそまたあの頃のような笑顔が見られたらいいなと思っている。そして、「(将来は)歌える女優さんになりたい」と語っていたが、その夢への挑戦もきっとこれからが本番となるはず。横山はこれからが面白い気がしています。

さて、2017年から不定期で放送されている『乃木坂46のガクたび!』(NHK BSプレミアム)の第8回が5月5日(日)に放送。乃木坂46・4期生の賀喜遥香、掛橋沙耶香、田村真佑、早川聖来が日本航空高校の太鼓隊に入部し猛特訓に励んだ。

その中で特に印象に残ったのが掛橋だった。太鼓の練習に取り組むも4人の中で最も遅れをとり「不安要素」とまで言われていた彼女。しかし、迎えた本番では誰よりも自信満々&キラッキラな笑顔で堂々演舞していたのには驚いた。場慣れもしていないはずなのに本番であれだけ輝けるって、なかなかできることじゃないよなぁ? 天性のアイドルの素質のようなものを掛橋から感じました。

(あと、引率として付いていった堀未央奈が蹴球部の「ムキムキ」に目を奪われる場面は面白かったけどちょっと見ていて恥ずかしかったです!)
AUTHOR

左藤 豊


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