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UPDATE|2019/05/22

大阪☆春夏秋冬「6人1部屋共同生活、喧嘩寸前の話し合いで見えたグループの新しい形」(後編)

大阪☆春夏秋冬

6人組女性ダンス&ヴォーカルグループ、大阪☆春夏秋冬。デビュー当初から歌唱力、ダンス力に定評があった彼女たちだが、昨年夏からの1年でそのパフォーマンスが大きく変化したことにお気づきだろうか? 「あの頃の自分たちは何がしたいか分からなかった」過去をそう振り返る彼女たちを大きく変えたのは、6人の喧嘩も辞さない激しいぶつかり合いだった。大阪☆春夏秋冬、深化の1年。前後編2回にわたってお送りするインタビューの後編。


前編から続く)
──前編では自分たちでセットリストを考えるようになってグループが変わったというお話をお聞きしましたが、そもそもセットリストを自分たちで考えようってどうしてそういう発想になったんですか?

EON スタッフさんとか、私たちを見てくださっている方のほうがもちろん客観的に見えてると思うんですけど、やっぱりステージで曲を届けるのは自分たちなので、「この順番だと気持入らへんな」みたいなこともあって、じゃあ自分たちで挑戦していきたいなってなったんです。そうなったらもっと気持ちを共有しないとあかんなって。6人がひとつのものを共有して届けないとやっぱり届かないんで、そこは話し合うべきじゃない?ってなって。話し合いはめっちゃしました。

YUNA avexさんからメジャーデビューさせていただいた時に(2017年10月)、関わる方の数が一気に増えて、客観的にしゅかしゅんを見てくださる方が増えて変わることができたっていうのもあると思います。

──みなさんは同じダンススクール出身なので、メジャーデビュー前もリズムを合わせるとかピッチを合わせるとかはやっていたわけですよね?

EON やってましたけど、そんなんバイブスやろ!って思ってたんで(笑)。

MANA  TIF2015の時は、今までやってきたダンスをステージの上で爆発させるっていうだけで、ここはこういう風に揃えてとか、ここはこうした方がダンスが目立つとかはあんまり考えられてなかったですね。ただ、今まで通りステージで楽しく爆発しよかみたいな感じでした。

──あの頃からパフォーマンスの技術は格段に上がったと思います?

RUNA 技術というか気持ちですね。気持ちが一番大きい変化だと思いますね。

──では歌とかダンスの上手い下手ってどういうところに出るものなんですか?

MANA 上手い下手よりも、見たい人に届けたい気持ちが伝わっているかどうかが大切かなって。「上手いなー」じゃなくて、「なんか伝わってくるな」っていうそれを大事にしたいなって思います。

RUNA 2015年の時は、それぞれが大きく見せたりはしてたんですけど、届けたいものがまだ固まってなかった。それが固まってきて、じゃあ届きやすいようにするにはパフォーマンスを揃えた方がいいよね、とか意識するようになったんです。

ANNA あの頃はライブ映像を見返して、ここがダメだから次はここを揃えようとか振り返りを一切してなかったんです。でも、去年、みんなで話すようになってからはライブの映像を見返して反省をするようになったんです。そうすると気持ちの統一感、阿吽の呼吸みたいなのもできてきて、例えば移動のタイミングも息があってきたんです。ダンスのスキルではなく、6人の息が揃ってるからパフォーマンスも整っててきたと思います。もちろんまだぜんぜん完璧ではないんですけど。

──なるほど。思わず感心してしまう話です。

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