6人組女性ダンス&ヴォーカルグループ、大阪☆春夏秋冬。デビュー当初から歌唱力、ダンス力に定評があった彼女たちだが、昨年夏からの1年でそのパフォーマンスが大きく変化したことにお気づきだろうか? 「あの頃の自分たちは何がしたいか分からなかった」過去をそう振り返る彼女たちを大きく変えたのは、6人の喧嘩も辞さない激しいぶつかり合いだった。大阪☆春夏秋冬、深化の1年。インタビューを始める前にあえて断言しておきたい。今こそ彼女たちのLIVEを観るべきだ。(前後編同時公開)
──昨年6月に発売したアルバム『SSFW』までのインタビューは他のサイトでも見かけるので、今日はそれ以降のお話をお聞きしたいと思っています。夏以降、精力的に定期公演を開催していた印象があります。
MANA 公演ごとにお題が決めていたんです。例えば、「ドキドキすることやめられない」とか「ドブネズミみたいに美しく」とか「夏祭り」とか。テーマに沿って私たち自身で小説を書いてそれを朗読してそこから曲につなげた公演もありました。
YUNA その中でいろんな方の曲をカバーさせていただきました。自分たちで振り付けをして。そこからJUN SKY WALKER(S)さんの『すてきな夜空』を正式にカバーさせていただくことにつながったり。
MANA あとはX JAPANさんの『紅』もやったし。THE BLUE HEARTSさんの『リンダリンダ』もやったし、LINDBERGさんの『今すぐKiss Me』とか、Whiteberryさんの『夏祭り』とか。
ANNA それに毎月新しい曲をライブで披露していくっていうのに去年初めて挑戦させてもらったんです。毎月、新曲なので、振りを付けて振りを固めて、ワンマンライブの流れでどこに入れたらいいかをみんなで話し合って、定期公演で一曲ずつ披露していけたのも自分たちの中ではすごく大きかったんじゃないかなって思っています。
──今は振り付けもライブの構成も自分たちで考えているんですか?
ANNA セットリストも自分たちで考えていて、例えば1部と2部がある時は、1部はバラードよりにして、2部はガッツリにしようとか。毎回セットリストを変えて、その都度、今回こういうテーマを届けようっていうのをたくさんミーティングして作ったので、内容の詰まったライブにできたんじゃないかなって思います。
MANA 演出の先生もいらっしゃるんですけど、セットリストを考える時にその先生と言い合いになったりとか……。
──かなり激しく?
MAINA 激しいです(笑)。どっちもゆずらんみたいな。
──メンバーがセットリストを考えるようになったのは最近ですか?
MANA 10曲を超えるワンマンのセットリストを考えるようになったのは定期公演が始まってからですね。
ANNA セットリストを考えると、その分、自分たちで「ここはこういうことを伝えたいな」って明確になってくるんで、よりライブが分厚くなってくるし、6人で話し合ってる時間が長くなりました。ダンスと歌の練習をするのと同じ時間ぐらい話し合うので。