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UPDATE|2019/05/23

東京女子流 8年ぶりの中野サンプラザへ「今のチームワークなら絶対に良いものを届ける自信がある」

左から山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生



──ライブパフォーマンスで印象的だったことは?

中江 「CONCERT*02『Christmas Live 2011』」と題して、クリスマスというテーマでサンタさんの恰好をして、SPEEDさんの『White Love』、山下達郎さんの『クリスマス・イブ』をカバーさせて頂いたんです。

──2曲とも、かなり難しいカバー曲ですね。

中江 大事なワンマンで、よくやれましたよね(笑)。そのときもバンドセットだったので、バンドさんにアレンジして頂きました。その他にも客席からお客さんを呼んでステージに上げるという趣向もあったんですけど、当時はスタッフさんに構成を全て考えて頂いていたんですよね。今回も同じくバンドセットですけど、今の女子流は「自分たちはこうしたい」って意見も取り入れて頂いているのでプレッシャーはあります。それだけ今は考える幅が広くなって、大きなステージでどうしたいかを4人でも話し合えるようになりました。なので楽しみと緊張は当時よりも大きいです。

新井 そういえば、この間(2019年4月6日)、9nineさんの中野サンプラザ公演に行かせて頂いたんですけど、そのときに自分たちも来月ここでワンマンをやるんだって思い浮かべていたんです。

中江 9nineさんとは交流も深くて、コラボしたり、一緒にいろんな対バンイベントに出たり、仲良くさせて頂いているグループさんです。普段から9nineさんはメンバー同士が仲良しなんですけど、歌声もキャラクターもバラバラ。なのに9nineとして4人が集まると、それぞれのキャラクターがステージで活きてピッタリとハマるんですよ。それを中野サンプラザの客席から観て改めてすごいなって思ったし、お客さんの煽り方だったり、歌やダンスの表現力だったり、パフォーマンスの見せ方だったりと、たくさん勉強になりました。

山邊 前回の中野サンプラザ公演が8年も前なので、ステージとお客さんとの距離感とか曖昧な部分もあったんです。でも9nineさんのライブを観させて頂いて、当時のことを思い出したし、いつも以上にお客さんを巻き込む力が中野サンプラザでは必要だなって思いました。

──今年2月23日にマイナビBLITZ赤坂で開催したワンマンライブ「TOKYO GIRLS’ STYLE "GIGS" at AKASAKA」もバンドセットでしたが、昔と比べてバンドとやる感覚に変化はありますか?

新井 違いますね。昔はバンドさんの音に負けないように、めっちゃ声を出すぐらいの意識だったんです。でも今はメンバーとバンドさんだからこそ奏でられる、お互いが寄り添った心地良い音楽を届けようって意識でやるようになりました。

中江 メンバーと同じようにバンドさんともアイコンタクトをして、気持ち良くパフォーマンスできるようになりましたね。

庄司 前は完成されたバンドサウンドに女子流の歌が乗るって感じだったんですけど、今は私たちもバンドさんに意見を伝えられるようになって、「こうした方がお客さんも盛り上がるんです」ってやり取りをできるようになったのが成長なのかなって。ありがたいことにバンドさんも、いろんなアイデアを提案してくれるので、素晴らしい環境でリハもやらせて頂いています。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕


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