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UPDATE|2019/05/29

現役アイドルのまま結婚、そして…Negiccoのいま「予期してなかった結婚新規とKaedeのソロ活動」

左からKaede、Nao☆、Megu

2月にバンド空想委員会の岡田典之氏との結婚を発表したNegiccoリーダーのNao☆。現役アイドルのままの結婚発表は大きな話題となったが、世間の反応はそのほとんどが好意的なものだった。あの入籍から約3カ月たったいま、3人はどうしているのだろうか。元週刊プロレス記者・小島和宏氏が追う「Negiccoのいま」、2回目はKaedeの話。


リーダー・Nao☆の結婚を受けて、Negiccoの歩みにもちょっとした変化が起きている。

もちろん3人としての活動はいままで通りで、夏に佐渡島で開催される16周年記念コンサートを挟むようにして、6月1日には渋谷O-EASTで、7月28日には世田谷区民会館でのワンマンライブが決まっている。それ以外にもフェスやイベントへの参加が続々と発表されており、むしろ例年よりも活動が活発に見えるぐらいだ。

そんな中、最年少メンバーのKaedeが本格的にソロ活動を展開していくことを決めた。

これまでも毎年9月に開催される生誕イベントでソロ曲を発表してはきたが、今回のリリース日は誕生日とは関係ない4月23日。単発的なものではなく、これからも継続してソロアーティストとしても活動していく決意はすでにできている。

ちなみにソロデビューが発表されたのは2月のことなので、まだNao☆の結婚は公表されていなかった。とはいえ、このタイミングで活動をはじめたということは、まったく関係のない話ではないだろう。ひょっとしたらNao☆が育児のためにしばらくステージを離れるようなことが、近い将来、やってくるかもしれない。3人が同時で動けなくなったとき、Negiccoの鍵を握るのは個々のソロ活動になる。結婚してもNegiccoを続けていく、という方向性を示した以上、続けていくためになにをすべきかをメンバーは真剣に考えなくてはいけないし、その「起点」となるのがKaedeの新たな一歩だったのだと思う。

デビュー曲となるCD-Rシングル『クラウドナイン』の発売を記念したリリースイベントは、フラゲ日にあたる4月22日、オープンしたばかりのタワーレコード錦糸町店(他の場所から、新規開店した錦糸町パルコに移転)にて開催された。

タワーレコード錦糸町店には、大きなイベントスペースがある。これは新装開店するに際して「これからはイベントでの集客が重要」という判断で設けられたもので、あとから付け足したものとは違って、かなり見やすさも考慮されている。とにかくステージが高いので、たくさんの観客が詰めかけた場合でも、最後方からでも見やすい設計。まさに筆者はその最後方から見ていたのだが、ほぼイベントスペースがいっぱいになる大盛況だったのに、ミニライブ中、まったくストレスを感じずにステージを眺めることができた。

逆にステージに立つアーティスト側からすると、とにかく見える景色がほかのイベントスペースとは違ってくる。Kaedeに聞いたところ、イベントスペースのお客さんだけでなく、店舗の外の通路までしっかりと視界に入ってくる、という。その通路から、会社帰りなのか遅れて入ってくるお客さん(開催日はど平日の月曜日だった)が駆け込んでくる姿も見えるどころか、しっかりと目も合ってしまうほどだったという。
AUTHOR

小島 和宏


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