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UPDATE|2019/06/17

アンジュルム和田彩花 卒業記念 みうらじゅんと「仏像とアイドル」を語る(アイドル編)

左からみうらじゅん、和田彩花 撮影/佐賀章広


──たとえばビートルズは自分たちのことをアイドルとは名乗らなかったけど、周りの力でどんどんアイドル化していきましたよね。

みうら 特にジョン・レノンはそれに対して疑問があったと思いますしね。

和田 だったら、私はさせられないように全力で生きていきます!

みうら すごいな。そのブレない感じ(笑)。

和田 いわゆるアイドルの一般的なイメージってあるじゃないですか。「黒髪ロングで、おしとやかで……」みたいな。それって結局いろんな人の欲望で作り上げられたイメージでしかないんですよ。私はアイドルをやりながら、そのことに気づいてしまったんですね。

みうら 気づいてしまいましたか。

和田 気づいた以上、私はそこを変えたかった。それはアイドルを否定するということじゃないんです。アイドルのあり方を考えていくってことなんですよ。この部分を今のままにしていたら、アイドルというジャンルはもちろん、世の中の女の子の将来も暗くなると思うので。

みうら 僕が若い頃思っていた昭和のアイドルっていうのは、完璧に作られた世界でした。男の作家が描いた「女はこうあってほしい、いや、こうあるべきだ」という歌詞を歌わされていましたから。その時代は、それがロマンって呼ばれていたんですけどね。まあ、仏像界で言うと平安後期の作品ですかね(笑)。

和田 私からすると、こんなに分かりやすいたとえ話はないです(笑)。

みうら でも、和田さんはルネサンス。鎌倉時代に突入したという感じでしょうか?

和田 ってことは……まさか私が運慶なんでしょうか(笑)?

みうら そこ、いきます(笑)? 鎌倉期は激動ですから。仏像界も世の中もね。和歌とか詠むような貴族がクライアントではありませんからね。より人間っぽく、リアルな感情と活動が期待できるでしょう(笑)。

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/佐賀章広

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