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UPDATE|2019/05/29

全てはHKT48のために…指原莉乃が福岡・感謝祭に散りばめた未来へのヒント

「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」(C)AKS


ある意味、幻の楽曲。2013年に放送された九州の家具販売メーカーのCMソングで、関東エリアでも流された。タンスと一緒に踊る(どこかの引き出しを閉めると、ほかの引き出しが飛び出すので、タンス自体も踊っている!)という前代未聞のパフォーマンス。筆者もちゃんと見るのは、2013年4月の日本武道館公演以来。いや、ひょっとしたら、本当にそれっきりやっていないのかもしれない。

「頭のおかしいHKTをみせましょう!」とこの曲を歌い出した指原は、すべて歌いきると「これで悔いなく卒業できます」と言った。この日、やってきたことを振りかえってみると、たしかに横浜スタジアムでやったら、多くのお客さんが「???」となってしまいそうなマニアックな小ネタも多かった。でも、ホームグラウンドの博多でなら、きっとわかってもらえる。アイドルを卒業した指原はやり残してきたことをすべてやりきると、マイクをタンスの中に仕舞いこむ、というアイドル史上初のラストパフォーマンス。

マイクをステージに置いていく、というのが超定番だが、たしかに見えないところに仕舞ってしまうほうが、はっきりとしたピリオドが打てる。

最後は声援を一度、制した上でマイクなしの地声で挨拶。いつもだったら「これからもHKTを応援してくれるかな?」と指原が問いかけ、ファンが「いいとも!」と叫んで大団円になる(横浜スタジアムのエンディングもそうだった)。しかし、指原は「ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べるのみで「いいともの儀」はおこなわなかった。

やはり、先ほどの松岡はなの煽りで、指原から新生HKT48へのバトンタッチは完了していたのだ。

これからはメンバーたちが自立していかなくてはならない。6月からは劇場公演も活発化し、6月10日からの1週間で現行の6公演がすべて開催される。その後、駒田京伽と岩花詩乃の卒業公演を挟んで、九州7県ツアーがスタート。指原のいない新生HKT48は、超満員のマリンメッセ福岡で新たなる一歩を踏み出した――。
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小島 和宏

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