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UPDATE|2019/06/17

Juice=Juice宮崎由加&植村あかり&金澤朋子「さよなら、たくさんの幸せをくれた場所」

左から植村あかり、宮崎由加、金澤朋子 撮影/市村円香

5日に最新シングル『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/25歳永遠説』をリリースしたJuice=Juice。そんな彼女たちにとって大きな変化となるのが、6月17日に行われるリーダー・宮崎由加の卒業コンサートだ。実力派として名高いグループを約6年、優しく支え続けたリーダーが歩んできた軌跡を、初期メンバーの植村あかり、金澤朋子とともに振り返る。


──宮崎さんの卒業まであとわずかとなりましたが、そろそろ実感は湧いてきましたか?

宮崎 先日からちょっとずつ湧いてきました。意識しないようにしていたんですけど、『25歳永遠説』のMVを観させていただいてから、「あ、実感しちゃったかも……」って。あとは、4月から始まったライブツアーで、ファンのみなさんの顔を見たらぐっときちゃいしたね。そういうときは息を止めていました(笑)。

金澤 何で(笑)?

宮崎 1回泣き出したら止められないから、息と一緒に止めていたの(笑)。

──今回はグループの結成から振り返っていきたいなと思うのですが、結成当初のことって覚えていますか?

金澤 うーん、あんまり覚えてないかも。唐突だったので、「びっくりしました」としか言えないんですよ。

宮崎 取材を受けるたびに薄い思い出しか言えなくてびっくりするよね(笑)。うえむー(植村)なんてまだ14歳だったっけ?

植村 うん。本当に何にも覚えてない。

金澤 そんなに(笑)?

植村 赤ちゃんのときのことって覚えてないでしょ? そんな感じ(笑)。

──みなさんは経験値が少ない段階での加入でしたが、宮本(佳林)さんと高木(紗友希)さんは結成時点でハロプロ研修生としてかなり経験を積んでいましたよね。

宮崎 2人はグループに選ばれるまでが長くて辛くて大変だったと思うんです。でも私は私で、何もできないのにグループに入っちゃった辛さがたまらなくて。どうして私を選んだのって、怒れないけど怒りたくなるくらい(笑)。でもファンの方には関係ないことだから、ずっと必死でした。

植村 私はりんちゃん(宮本)が朋子に「敬語はやめて」って何回言っても、なかなか敬語が取れなかったのを覚えてる。今となってはもう敬語で話していたなんて思い出せないけど(笑)。

金澤 私もその頃の自分が思い出せない(笑)。佳林ちゃんと紗友希は私より年下なんですけど、研修生としては大先輩なので、そんな2人とグループを組むなんてっていう不安もあって。歴の違いが著しく出てくるタイミングもあったので、私たち3人だけでダンスレッスンを受けたりもしましたね。喧嘩するくらいの話し合いをしたこともありましたし。

──そんなことが! その話し合いは、どういった内容だったんですか?

金澤 ダンスの先生から、誰ができる・できていないじゃなくて、それぞれが自分のことに必死すぎて、グループとして向いている方向性がバラバラって言われたんです。そこで、まとまらなきゃいけないねってことで初めて話し合いをしたんです。

宮崎 全員で確認すれば済む問題も、そうやって確認するっていう方法や選択肢があることにも気が付かなかったんですよ。だから、お互いに思っていたけど伝えられてなかったことをそこで言い合って。それが、2014年の年末くらいですね。

植村 そのときの話し合いは、今にも繋がっているよね。

CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/市村円香


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