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UPDATE|2019/06/05

クロちゃんの握手会失敗談「今だからこそ、改めてアイドルと握手できることに感謝したい」

クロちゃん


神対応で一番有名な現役アイドルは、だーすー(須田亜香里)でしょう。何せオタクが手を離しても、握り返してくるらしいですから。逆にぱるる(島崎遥香)なんか塩対応ってことで非難されたじゃないですか。でも僕は、それもアリだと思っているんです。冷たくため息をつかれることに喜びを感じるM気質のオタクはいますから。媚を売るぱるるなんて痩せた橋本真也みたいなもので、誰も見たくないですよ。

でも、最近のぱるるは「当時の塩対応はキャラ作り」みたいなことを言っているんですよね。ちょっとそれはガッカリですよね。幻想は最後まで残してほしかった……。

このように握手会というのは非常に奥が深いものなんです。だけど山口真帆さんのトラブルが起こってから、世論は「諸悪の根源は握手会商法だ!」みたいな方向に進んでいるじゃないですか。ノコギリ事件(※2014年、川栄李奈と入山杏奈がAKB48の握手会で襲撃された)もありましたし。

でも、握手会をなくせばいいというのはおかしいと僕は思う。握手会がなかった時代も、松田聖子さんはステージで襲われているんですよ。もちろんアイドルの安全は絶対守られるべきだけど、握手会を廃止にすればOKって、そんな単純な話じゃないはずですから。

今、48グループは、ジャカルタとかバンコクとか海外での人気がすごいことになっています。向こうの人たちからしてみたら、握手会という文化がめちゃくちゃ新鮮に映るらしいんですね。僕ら日本のアイドルファンは握手に慣れっこになり、すっかり感覚が麻痺していたのかもしれない。思えば最初にAKB48が握手会を大々的にやり始めたとき、「そんなありがたいことがあっていいのか!」って感激したもんなぁ。

握手会というシステムが岐路に立たされている今だからこそ、改めて僕たちはアイドルと握手できることに感謝するべきなんですよ! 今回は握手会で失敗を繰り返してきた1人のオタクとして、みなさんに共闘を呼びかけたいと思います。

(『月刊エンタメ』2019年7月号掲載)

クロちゃんの「このアイドルに注目!」
Task have Fun

 アイドルって急激に伸びていく時期があるんです。そういう意味で、3年前にデビューしたタスクは今が一番面白いと思う。とにかく最大の魅力は若さゆえの躍動感。「踊る」というより「跳ねている」という表現がピッタリなんですよ。まだ3人はプライベートで遊んだことがないと話していたので、僕は「オフの日、一緒に遊ぶ」というタスク(課題)を与えたんです。その後はどうなったのか、彼女たちに確認する必要がありますね。

▽クロちゃん
お笑いトリオ安田大サーカスの一員。1976年12月10日生まれ。広島県出身。大のアイドル好きで、忙しい合間をぬって アイドルライブへと足を運ぶ。
Twitter:@kurochan96wawa
CREDIT

取材・文/小野田衛


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