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UPDATE|2019/06/02

アイドル歴15年SUPER☆GiRLS異色の新人・金澤有希「それでも私が続ける理由」[幼少期の写真も]

幼稚園時代、ミニモニ。に夢中になっていた頃の金澤有希


──芸能界で続けるにしても、スパガのオーディションを受けることに抵抗はなかったですか?

金澤 「AKB48か? iDOL Streetか?」で悩んだとき、スパガがあったからこそiDOL Streetを選んだというのは結構大きかった。逆に言うと自分がここでスパガに入ったら、あのときiDOL Streetを選んだ意味がようやく出てくるというか。ただ一方で自分の中でGEMは最強のグループだったから、「そこを超えられるのか?」という葛藤もありましたね。自分のアイドル人生をGEMで終わりにするというのも、GEMILYに対する誠実さなのかなとも考えましたし。

──そこは難しいところですね。

金澤 だけど「会えるのと会えないので、どちらのほうがいいのか?」って話になると、おそらくだけどファンの方からすると会えたほうがうれしいんじゃないかと。これが第一の考え。それとスパガに入ったら苦労は絶えないだろうけど、これまでのアイドル人生もいろいろありすぎたから、なんでも乗り越えられる気はしたんですよ。どん底なんて慣れっこですから。

──それにしてもそこまでこだわりたくなるアイドルの魅力ってなんなんでしょう?

金澤 「1人じゃない」という部分が大きいという事です。ファンの方がいる。スタッフさんがいる。家族がいる。自分のことを支えてくれる人が大勢いるからこそ、勝手に辞めることもできないですし。家族に対しては、いろいろ考えちゃいます。私は高校生から1人暮らしを始めて、金銭的にも迷惑をいっぱいかけたと思うんです。自分が親だったら、「夢のため」とか言って子供が東京に出ていくのはやっぱり寂しいですよ。いろんなことを犠牲にして、私はアイドルを続けていたんだなって。そう考えると限界だと思うまでとことん頑張って、周りに恩返しするしかないです。私のせいで周りを振り回しているわけですから。それは家族だけじゃなくて、ファンの方に対しても同じです。アイドルってキラキラ輝いているように見えるけど、周りの支えがないとできないお仕事なんです。でも、そこが魅力だとも思います。

──どうなったとき、金澤さんは完全引退に踏み切れますかね?

金澤 今は単独での武道館公演を目標にしていますけど……でも、武道館のステージに立ったら立ったで、私のことだから「もっと大きなところで!」とか言い出すような気もしますし。私、お仕事のことを親に相談することは少ないんです。相談しても特に父親からは怒られますから。それって結局、心配をかけているからなんですよね。もう大丈夫だって思われていたら、安心して見ていられるはずだから。私って好きなことはとことんまでできるけど、興味がないことは全然ダメなんですよ。だから、せめてこのアイドル人生をスパガで最後まで燃焼させたいですね。
AUTHOR

小野田 衛


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