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UPDATE|2019/06/28

欅坂46 齋藤冬優花&佐藤詩織「次に何が待ち受けている分からないからこそ楽しい」

左から佐藤詩織、齋藤冬優花 撮影/河野優太

7月5日〜7日に富士急ハイランドにて開催される欅共和国2019。開催まで1週間をきり期待は高まるばかりだが、そのカウントダウン企画として、5月9日〜11日に日本武道館で開催された欅坂46「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を振り返った対談を特別公開する。ほぼノンストップで繰り広げられたパフォーマンスの舞台裏を、欅坂46のダンス力を支える齋藤冬優花と佐藤詩織の2人が語る。(『月刊エンタメ』7月号掲載)


──日本武道館でのアニバーサリーライブはほぼノンストップのセットリストで、体力的にかなり大変なものだったと思います。

齋藤 確かに疲労はあったんですけど、いつもだったら燃え尽きてしまうのに、今回は意外とそうでもなくて。むしろ自分の中で「どうなるんだろう?」って考えることが多くて。いつもならライブの動画を見返す気力もないぐらいだったのに今回は真剣に動画を観て、「ここはもっとこうできたかな?」とか考える心の余裕があったので、いつもと違った感じでした。

──何が違ったんでしょうね?

齋藤 二期生も入って一緒にライブを作るようになって、グループの雰囲気も変わってきた部分もあるし、自分たち自身もこれから欅坂46がどうなっていくんだろうっていう未知の部分を感じていたので、そういったところが大きかったのかなと思います。

──佐藤さんは3日間を終えて、いかがでしたか?

佐藤 大阪のセトリは明るめの曲がメインで、終わったあとも「あれ、まだ行けるぞ?」みたいな感じだったんですけど、今回は2日目に朝起きたら首から下の力が入らないぐらいになっちゃって(笑)。でも、メッセージ性の強い楽曲の側面を見せられるセトリであり、1つの劇みたいな構成だったので個人的にはうれしくて。そういうライブを欅坂46でずっとやりたいなと思っていたので、今まで以上に「やってやるぞ!」っていう気持ちを持って頑張りました。

──でも、そこを乗り越えられたのも3年の積み重ねあってこそですものね。では、日本武道館という会場についてはどうですか? 欅坂46は2018年1月に日本武道館単独公演が中止となっており、メンバーやファンにとっても念願の場所かと思います。

齋藤 私は正直、会場にそこまでこだわりがなくて。どこに立ちたいというよりも、いかに曲を伝えられるかっていうところが大事だと思っているんです。確かにファンの方から「武道館に立ってほしい」と言って頂けたこともあったし、昨年1月に立てなかったことに自分もちょっと情けないと感じてもいたし。たとえどんな会場でも自分たちのマックスというか、最大限の欅坂46を見せなくちゃいけないという思いでした。

佐藤 まず日本武道館ってすごく由緒ある場所じゃないですか。そういう場所に立てるのは、欅坂46にいるからこそだと思うので本当にありがたく感じていて。あと、武道館の天井にある日本国旗を見たときにちょっと鳥肌が立って、「ここに欅坂46を刻んでやるぞ」と思いました(笑)。
CREDIT

取材・文/西廣智一 撮影/河野優太


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