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UPDATE|2019/06/28

欅坂46 齋藤冬優花&佐藤詩織「次に何が待ち受けている分からないからこそ楽しい」

左から佐藤詩織、齋藤冬優花 撮影/河野優太


──お2人は、ライブ中盤に披露された影絵パフォーマンスにも参加していました。楽曲のリハーサルに加え、さらに影絵の練習もあって、とても大変だったと思いますが、あれにはどういうテーマが込められているんですか?

佐藤 影絵の次の曲が『キミガイナイ』だったんですけど、『キミガイナイ』の歌詞に沿って主人公が“キミ”がいない世界で葛藤している様を描いていて。その前に『二人セゾン』を披露していて、そこから『キミガイナイ』につないでいくので、まず最初に影絵で木を作ったんです。

──『二人セゾン』の最後の木になる振付けにつながっていると。

佐藤 と、私は解釈しています。そこから、主人公の“僕”が“キミ”の存在である森の妖精に出会って、ちょっと心を動かされるけどある日パッと消えてしまう。キミがいない世界……自由の女神とかタージマハルとかピラミッドとかいろんなものを作ったんですけど、世界中を巡って探したけどどこにもいなくて。キミがいない世界は悲しいという、そういう曲につながるストーリーでした。

──なるほど。あのパフォーマンスは影絵の角度など自分ではどう見えているのかが分かりにくいと思いますが、何を指針に完成を目指していったんですか?

齋藤 平手(友梨奈)が本番前のリハーサルでみんなを集めて、「影絵で全身を使ったパフォーマンスをやることで、アイドルだってこんなことができるんだってことを私は証明したい」と伝えてくれて。だから、本当に自分ができるところまで、みんな自分の見え方とかも気にせずに励みました。“僕”を演じる平手と森の妖精を演じるしーちゃん(佐藤)以外はみんな髪を結んで水泳帽に全部入れて、上も下も体のラインが分かるピターッとした、言ったら全身タイツみたいな服を着て。アイドルになって自分がこんな格好をするとは思わなかったけど(笑)、そんなことよりも完成度の高い作品を作りあげたいという気持ちが強かったから、みんな一丸になれたのかなと思います。

──ステージ上ではシルエットだけなので、表情も見えない。となると、佐藤さんが森の妖精を演じる際に意識することも普段のパフォーマンスとは違ったのかなと思います。

佐藤 目標とするお手本の映像があったんですけど、表情も見えない影絵なのに感動するんですよ。影一色なのに何でこんなに心を動かされるんだろうって。それと同じぐらいと言ったらあれだけど、自分たちができるところまで感動させられるものを届けたいなっていう思いは強かったです。平手が男の子役で私が女の子役だったので、2人で「どうしたらより男の子に見えて、より女の子に見えるんだろう?」って相談もしました。例えば手の運び方とか、ちょっと顎を上げるだけでも女の人って分かるかなとか。

──欅坂46は言葉だけじゃなくてパフォーマンスでも何かを伝えることを重視してきたグループだと思うので、3周年を記念するライブでこういった表現にトライしたことに感動を覚えました。そこに二期生が加わったこともあり、個人的にはこの先が楽しみになるライブだったと思います。


佐藤 でも私、あんまりこの先のことが想像つかなくて(苦笑)。欅坂46はずっと、この先どうなるんだろうって常に思っているし、とりあえずこのライブを終えられたけど、これから何が待ち受けているんだろうって気持ちがいつも大きいです。

齋藤 1年後どころか、1カ月後にどうなっているかも想像つかないし。でも、それも楽しさじゃないけど、どうなるんだろうっていうワクワクもあります。
CREDIT

取材・文/西廣智一 撮影/河野優太

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