──さて、ここからは今年のTIFで竹中先生が、このアイドルは見ておいた方がいいという推しのグループを3組お聞きしたいのですが。
竹中 順不同であげると、桜エビ〜ずはぜひチェックしていただきたいです。
──読者のために、簡単なプロフィールを言うと、私立恵比寿中学の研究生ユニットとして2015年に結成した6人組です。
竹中 2018年6月から12カ月連続リリースなどをやっていて、ここ1年の楽曲がどれもすこぶる素晴らしいんです。ももクロやエビ中のような従来のスターダスト・アイドルともまた違う毛色の『カッコいいアイドル』を2017年から目指す方針となったんですけど、スタダのお家芸が定着したからこその変化球というか。それでいてメンバー全員が可愛いので、王道アイドルのファンでもとっつきやすいです。
──他にはいかがでしょう?
竹中 二丁目の魁カミングアウトもぜひ見ていただきたいです。
──「ゲイでもアイドルになれる」をコンセプトに2011年から活動を始めた4人組ダンスボーカルユニット。リーダーで全作詞を担当しているミキティー本物はアイドルのコレオグラファーとしても活動中です。
竹中 活動年数に対してTIFに出られるまで時間がかかったので爪痕を残そうって気概を感じます。グループの歴史や歌詞を知らずとも、ステージからの熱量だけで自然と泣けてきてしまいます。今パフォーマンスで一番涙が止まらないアイドルです。
──あと1グループとなると……?
竹中 lyrical schoolも注目してほしいですね。
──2010年に前身グループ結成、2017年現在の5人体制になったヒップホップアイドルユニットです。
竹中 ヒップホップというと敬遠するアイドルファンも多そうですが、各メンバーのキャラクターが立っていて可愛い女の子と優しいお姉さんしかいないので安心して下さい(笑)。腕を振ったり、掛け声を出したりとライブ中にやることが多いので初心者でも楽しめます。各ステージに合わせてオリジナルリミックスを用意してきたりと、TIFの戦い方をよく心得たグループなんです。