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UPDATE|2019/06/09

蒼井優&山里亮太「アンジュルム婚」で気になった人のためのアンジュルムってこんなグループ

蒼井優と菊池亜希子が責任編集で制作に参加した『アンジュルムック』(集英社)

日本中を幸せな気持ちにさせた南海キャンディーズ・山里亮太と女優・蒼井優の結婚報道。2人を近づけたのが共通の趣味、アイドルグループ「アンジュルム」だった。会見では「界隈(かいわい)の友達から“アンジュルム婚”と言われて幸せだった」と語った蒼井優。常々アンジュルムを全国民に知らせたいと思っている彼女の気持ちを尊重すべく、大きな注目が集まっているこの機会に改めてアンジュルムの歩みを5つの名曲とともに紹介する。


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彼女たちを紐解くには、まず、10年前へ遡らなければならない。2009年4月、ハロー!プロジェクトでデビューを目指すハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)から、和田彩花、福田花音、小川紗季、前田憂佳の4名で前身グループ・スマイレージが結成。同年6月にインデーズデビューシングルが発売され、2010年5月には「夢見る15歳」でメジャーデビューする。

今もライブで盛り上がるこのデビュー曲は、ちょっぴり背伸びした夏の恋への憧れが描かれている。そんな恋への期待とデビューへの喜びが重なり、真っ白なミニスカ衣装で歌い踊る4人の姿は、それまで以上にきらめいて見えた。

スマイレージメジャーデビューシングル『夢見る 15歳』(2010年5月26日発売)

その年末、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、このままスター街道を突っ走ると思われていた彼女たち。実際、同時期にデビューしたももいろクローバーZ(当時はももいろクローバー)、東京女子流と並んでも、スマイレージは頭ひとつ抜けていたように思う。しかし翌2011年は彼女たちにとって波乱の1年となる。

まずプロデューサーのつんく♂により追加メンバーの加入が発表。追加メンバーというのは、モーニング娘。に新メンバーが加入すると決まったときから変わらず、なかなか受け入れられるものではない。しかもその年、初期メンバーの小川と前田が卒業したこともあり、さらにファンからの反発は大きくなった。

祝福だけではなく、否定的な声も聞こえる中で加入したのは中西香菜、竹内朱莉、勝田里奈、田村芽実の4名。今思うと「めげないわ グチグチ言わない やるしかないもんね」と歌う、彼女たちが初参加した楽曲「タチアガール」は、2期メンバーの心を映していたのかもしれない。


スマイレージ7thシングル『タチアガール』(2011年9月28日発売)

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