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UPDATE|2019/06/27

祝3人昇格! 大声で言いたいハロプロ研修生北海道デビューメンバーの魅力

左から太田遥香(おおた・はるか)、工藤由愛(くどう・ゆめ)、山崎愛生(やまざき・めい)※崎の右は「立」が正式表記


▽工藤由愛(Juice=Juice・2019年6月14日加入)

ハロプロ研修生北海道としての工藤由愛がどんな存在であったかを語ろうとする時、いつも最初に浮かんでくるのは、2017年2月に札幌で行われていたハロプロ研修生北海道・第一回定期公演の記憶だ。

というのも初の単独ステージ、工藤由愛の存在は他メンバーに見事に埋もれていた。歌もダンスもトークにおいてもごく平均的で、悪くはないが、あまり目立ちもしない。

それこそ唯一印象に残ったものといえば、自己紹介における「タコが大好きです」の一言くらいだったのだ。

しかし定期公演に通うファンはそれから、彼女に授けられた天賦の才が、優れたスタートダッシュではなくその後の伸びしろにこそ割り振られていたのだということを、あっという間に知るようになる。

最初は髪型、次にダンス、そして歌。工藤由愛はステージに一度立つごとに、確実に己の課題を探し出し、そしてものすごいスピードで自ら課したハードルを次々飛び越えていったのだ。

個人的な本音をいえば没個性すぎる初単独ステージからわずか9ヶ月後の2017年末、札幌で行われていた第五回定期公演あたりで、ハロプロ研修生北海道の工藤由愛はもうとっくにデビュー当落レベルの完成度まで達していたと思う。

しかし2017年末といえば、直前にハロプロ新体制(モーニング娘。’17、アンジュルム、Juice=Juiceへの新メンバー加入、後のBEYOOOOONDS誕生)がまだ発表されたばかりのタイミングでもある。そんな巡り合わせの中で、結果として研修生の工藤由愛は一度完成の日をみてもなお、故郷の北海道で、仲間たちと引き続きチャンスを待つことになった。

そして時は流れ、2019年。彼女の“才能“がやはり研修生のままにしておくには惜しいくらいの本物であったことは、先日行われたハロプロ研修生実力診断テストでの「ダンス賞」受賞が、広く証明することになったのである。

彼女が加入することになったJuice=Juiceはもうずっと実力派アイドルグループと呼ばれて久しいが、Juice=Juiceファミリー(Juice=Juiceファンの総称)の皆さんには少なくとも工藤由愛に関して、どうかその成長過程にこそ深く注目してほしい。

先輩メンバーがかつてそうであったように、工藤由愛もまた荒波を乗り越えることで飛躍的に磨かれていく。彼女は必ずや可愛くも勇ましいハロー!プロジェクトアイドルになっていける、そんな北の逸材なのである。
工藤由愛
工藤由愛(くどう・ゆめ)
生年月日:2004年9月28日 (14歳 中学3年生)
出身地:北海道
血液型:A型
趣味:ピアノ、タコグッズ整備
※2016年7月から「ハロプロ研修生北海道」に所属。
AUTHOR

乗田 綾子


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