FOLLOW US

UPDATE|2019/07/09

『ゴッドタン』で話題の社長兼カリスマ・眉村ちあき「会社を立ち上げたのは靴下を投げていた頃の延長」

眉村ちあき



──ソロで活動する不安はなかったんですか?

眉村 全くなかったです。むしろ1人になってやりやすくなりました。私は計画性がなさ過ぎるので、1人だったら思い付きの行動も、あたかも計画してたように思わせることができるじゃないですか。自分がアドリブ過ぎるので、人とやってたら「お前とはやってられんわ!」って言われると思います。

──音楽性が多岐に渡っていますけど、音楽に詳しい訳でないのに次々と曲が書けるのが不思議です。

眉村 何でだろう……自分でも分からないです。たとえば最初に何の楽器にしようと考えて琴を選んだら、日本っぽい音色から何が連想されるかなと考えて、次はトイレの水が流れている音だ! ってiPadを持ってトイレに行って。ジャーッて流すのを4小節録ったらループして、それを琴とミックスしたらかっこよくなって。それでドラムを重ねたらいいじゃん! ってなるんです。

──眉村さんの話を聞くと簡単に作れるような気もします(笑)。特に記憶に残っている曲はあるんですか?

眉村 私は好きな曲があると、ずーっと聴き続けるんです。今までで1番病気みたいに聴いていたのが神聖かまってちゃんの『ロックンロールは鳴り止まないっ』で、高校生のときに流行って、朝から晩まで狂ったようにそれしか聴かなかったです。

──神聖かまってちゃんの他の曲も聴こうとは思わないんですね。

眉村 いろんな曲を聴くことができないんですよ。

──BoAさんの曲はどうですか?

眉村 BoAさんの曲も『LISTEN TO MY HEART』『Every Heart -ミンナノキモチ-』『VALENTI』『永遠』の4曲ぐらいしか知らないです。

──実質、『ロックンロールは鳴り止まないっ』しか聴いていないのと一緒ですね(笑)。自分の曲は聴くんですか?

眉村 聴かないです。まず、ここ(スマホのイヤホンジャック)にさせるイヤホンを持ってないから。でも「この曲知ってる?」って言われると大体知っているんです。たぶん1回聴いちゃうと覚えるんですよ。「あの店で流れてたな」とか。なので「けっこう聴いてんじゃん」って言われるんですけど、本当に心当たりがないんです。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事