──バズった以外で会社を立ち上げたメリットはありましたか?
眉村 株式会社なので株券を発行して、ファンの人に譲渡するファンクラブのような新しい形ができました。株主先行チケットを出したり、「株主総会」って新しいライブができたり、いっぱいメリットがありました。
──株はいくらで譲渡したんですか?
眉村 1万円です。5000株発行しててその内1500株をファンの方に譲渡しているんですが、もうすぐなくなるので増資して10000株発行にしてファンの方には3000株まで譲渡できるようにしたいと思っています。
──プライベートでファンの方と遊ぶこともありますが、それは単純に楽しいからですか?
眉村 はい。単なる趣味って感じです。私は外で遊ぶのが好きで鬼ごっこをしたかったんですけど、今22歳なので一緒に遊んでくれる友達がいないんです。それって寂しいじゃないですか。でもファンは私と遊ぶとうれしいし、私も鬼ごっこができる相手がいてうれしいから友達って感じ。
──鬼ごっこ以外ではどんな遊びをしているんですか?
眉村 どんじゃんけんぽんとバトミントンとフリスビーとバレーボールとサッカーとドッジボール。あと最近はバク転の練習をしていて、ファンに支える係をやってもらってます。いつかライブでバク転を披露したいんですよね。
──その夢が叶うといいですね(笑)。メジャーの話がきたときはどう思いましたか?
眉村 嘘かと思いました(笑)。でも目標がビルボード全米1位なので、いつかはメジャーデビューしたかったです。
──メジャーデビューして変化はありましたか?
眉村 まず物販道具が郵送になりました。楽屋や控室に水などが置かれるようになりましたし、CDの資料も作ってもらえます。
──音楽的な変化はないんですか?
眉村 ありますよ。前は「爪痕残すぞ」って気持ちでライブをやってたけど、今は「命がけで全員を守る!」って気持ちに変わりました。「全員ボコボコにしてやろう」って気持ちもあるんですけど、それよりも全員を命がけで幸せにしたいです。
──今もアイドルという意識はありますか?
眉村 自分から「アイドルです」っていう人が多いですけど、それは見てくれる人が決めればいいのかなと思います。作り手だと思って私を見ている人もいるし、歌い手だと思っている人もいるから何でもいいやって。なので今は「眉村ちあきです」って言ってます!
▽眉村ちあき(まゆむら・ちあき)
1996年9月12日生まれ。東京都出身。弾き語りトラックメーカーアイドル 兼(株)会社じゃないもん代表取締役社長兼カリスマ。2016年よりソロ活動開始。2018年に出演した『ゴッドタン』(テレビ東京系)が話題に。2019年5月7日、アルバム『めじゃめじゃもんじゃ』でメジャーデビュー。