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UPDATE|2019/07/12

WACK所属のEMPiRE、覚醒「24時間イベントでやっと一皮剥けた」

EMPiRE

BiSH、GANG PARADEなど個性派グループを擁するWACKにあって、優等生的なポジションに甘んじていたEMPiRE。その彼女たちが今年に入ってから以前にも増して熱いライブを繰り広げ、覚醒したとアイドルファンの間で話題になっている。その“覚醒”背景と満ち満ちた情熱を、初期メンバーのYU-Ki EMPiREと2期メンバーのMAHO EMPiREに語ってもらった。


──今年3月3日から4日にかけてYokohama Bay Hallで24時間イベントを開催、同時に初期メンバーのYUKA EMPiREさんが脱退しました。この日はEMPiREにとってターニングポイントになったのではないでしょうか?

YU-Ki  YUKAはEMPiREの軸だったので、いなくなる不安はメンバー全員にありました。どういう思いで24時間ライブを迎えるのか、どうYUKAの穴を埋めていくかと毎日のように話し合いをしました。

MAHO 自らの意志でメンバーが脱退したのはEMPiREで初めてのことだったので、どう受け止めたらいいのかという葛藤もありましたね。でも、その期間は今までにないほどEMPiREに真っすぐ向き合うことができたので、今振り返ってみるとグループにとって必要な時間でした。よりメンバーと深く関わるきっかけにもなりました。

──24時間イベント直前に公開されたインタビューでMiDORiKO EMPiREさんが「メンバーが全然ぶつかろうとしていなかった」という発言をしていましたが、お2人もそれを感じていたのでしょうか?

YU-Ki 確かにYUKAの脱退があるまで、あまり深いところで話し合いをしたことはなかったですね。それを機に自分たちはEMPiREにどういう思いを持っているのか腹を割って話し合い、やっと意思疎通ができたなと感じました。

──そんな中で迎えた24時間ライブは、かなり過酷なチャレンジだったのではないでしょうか?

YU-Ki 大変というよりも、楽しい気持ちが勝ちましたね。この日でYUKAが最後というのもあって、メンバー全員に後悔したくない気持ちがありました。かと言って暗い雰囲気はなくて、舞台裏でもワイワイ話して、明るい雰囲気で24時間を過ごすことができました。エージェント(ファンの総称)も24時間ぶっ続けでいてくれる人が多くて、特典会の度に励ましてくれました。それも心の支えになりましたね。

──24時間イベント後、YU-Kiさんは「これまでのライブが70点と言われてきた理由が少し分かった」という発言をしました。どういう真意だったのでしょうか?

YU-Ki それまでのEMPiREは「ピエロみたい」とか「100点にはいかないんだよな」と言われ続けていて、その理由を自分たちでは分からなくて四苦八苦していたんです。でも24時間イベントで、やっと一皮剥けたというか、感情をさらけ出すパフォーマンスをできるようになったんです。24時間をみんなと共にすることによって自分を出せるようになって、どんどん気持ちが熱くなりました。

MAHO 24時間イベントを通して本当の意味でEMPiREを好きになったんです。それまでは、それぞれが独りよがりだったんですよね。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕


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