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UPDATE|2023/05/19

乃木坂46 最後の1期生・齋藤飛鳥、涙の卒業コンサート「こんな景色が見られてもう人生大満足」

齋藤飛鳥

乃木坂46の最後の1期生となる齋藤飛鳥の卒業コンサートが、18日(木)に東京ドームにて開催された。

【写真】メンバーとファンが一体となった「齋藤飛鳥卒業コンサート」最終日【18点】

昨年12月末をもってグループを卒業した齋藤だが、17〜18日に同会場で実施される公演を最後に正式にグループを離れることとなり、両日で計10万人が会場に駆けつけたほか、2公演ともインターネットでの生配信もあり、大勢のファンが“アイドル・齋藤飛鳥”のラストステージを見届けた。

18日は、開演前の影アナをグループのチーフマネージャーの菊地氏と事務所代表の今野氏が担当するサプライズからスタート。今回の卒業コンサートへの応募が2日間で約63万件もあったことが告げられ、最後は乃木坂46円陣時のコール「努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂、上り坂、46!」を5万人の観客とともに叫び、早くも会場の空気がひとつとなった。

Overtureに続いて、ステージ上に真紅の衣装を着用した齋藤が登場すると、そのままアリーナ中央のサブステージまで移動。ステージに設置されたドラムセットに着席すると、いきなり激しいドラムソロを披露する。

彼女の刻むビートに合わせて観客がクラップを始めると、そのままドラムセットがメインステージまで動き始める。彼女の叩き出すビートに合わせて、ステージからは花火が打ち上がり、ライブは『ジコチューで行こう!』からスタート、メンバーがステージ上でパフォーマンスする中、齋藤は前日の公演にも出演したバンドメンバーとともに演奏に加わり、会場の熱量を高めていく。

続く『インフルエンサー』では他メンバーとお揃いの衣装に早着替えした齋藤もパフォーマンスに加わり、生演奏を背に情熱的な歌とダンスで見る者を魅了。曲中には彼女のソロダンスもフィーチャーされ、ライブ冒頭から見どころ満載のステージが展開されていく。

さらに、観客のシンガロングも加わったドラマチックな『シンクロニシティ』、鳥型トロッコに乗ってアリーナ中を巡回する『ハウス!』『ダンケシェーン』を連発。バンド演奏との相乗効果もあり早くも、ライブはクライマックスのような盛り上がりを迎えた。

最初のMCでは「さっきまですっごいソワソワしてたけど、始まったらめちゃくちゃ楽しいです」と、笑みを浮かべる齋藤。そんな彼女に対して、5期生の小川彩は「この2日間、飛鳥さんと過ごせる時間が本当に幸せで。一緒に飛鳥さんを笑顔で見送れたらと思っています」とメッセージ。

賀喜遥香は「ライブを通して、手をつないだりハグしたり頭をポンポンしたいので、ちょっと頑張りたいなと(笑)」と口にし、山下美月が「今日は私たち3期生にとっては後輩でいられる最後の日。だから、誰よりも後輩をやりたいなと。可愛がられたいんですよ」と伝えると、齋藤が山下の背中に乗る“かわいがり”を見せつけ、場を沸かせた。

その後のブロックでは齋藤が5期生と『絶望の一秒前』、4期生と『I see...』、3期生と『トキトキメキメキ』をコラボするというこの日ならではの貴重なステージを披露。『I see...』では賀喜が「これからは私たちが立派な先輩になって、未来の乃木坂につなげていけるように頑張ります」と涙ながらに宣言し、『トキトキメキメキ』では岩本蓮加が「こうやって3期生が堂々と、自信を持ってステージに立てているのも、全部飛鳥さんのおかげ。これからの乃木坂46の未来は、私たち3期生に任せてください!」と告げる一幕もあった。

続いては、齋藤が初めてアンダーでセンターに立った『扇風機』、1期生楽曲『Against』を32ndシングルアンダーメンバーとともにパフォーマンス。アンダーでの活動経験も少なくない齋藤だからこその選曲に、彼女が後輩たちに伝えようとするメッセージも感じとることができたのではないだろうか。

CREDIT

文/西廣智一


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