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UPDATE|2019/07/07

BABYMETALライブ出演で大反響 今こそ改めて伝えたい 鞘師里保5つのスゴさ

モーニング娘。60枚目のシングル『冷たい風と片思い/ENDLESS SKY/One and Only』(2015年12月29日発売)鞘師里保卒業シングル


◆絶対的エースへの成長

9期が加入した2011年から高橋、新垣、光井愛佳と卒業が続き、同時に10期メンバー4人が加入。1年ほどで、モーニング娘。はガラリと表情を変えた。2012年に道重さゆみがリーダーになった新体制では、田中れいなと鞘師がパフォーマンスを牽引する存在に。翌年の田中卒業後には、10期の石田亜佑美や11期・小田さくらとグループを支える、絶対的エースへと成長。当時、モーニング娘。のパフォーマンスの中心には常に彼女がいたと言っても過言ではない。新しい時代へ大きな期待を背負わされたプレッシャーは、私たちが想像するよりも遥かに大きかっただろう。しかしキレのある動き、圧倒的なリズム感、そしてグループを広く知らしめたいという熱い想いでストイックに努力を続け、他を追随させない力をつけていった。

2012年から道重が卒業した2014年にかけて、モーニング娘。自体が改めて注目され、テレビ出演も増えていく。「ミュージックステーション」や「めちゃ×2 イケてるッ!」など、黄金期には当たり前に出演できていた番組へ久しぶりに出ることができたり、シングルの歴代1位獲得数の記録を伸ばしたりと、嬉しいトピックが続いていた。また、マツコ・デラックスや松岡茉優、ユースケ・サンタマリアなど著名人がモー娘。ファンを公言することが増えたのもこの頃だった。当時のリーダー・道重の功績も大きく讃えられ、彼女の卒業公演が4年ぶりに横浜アリーナで開催されたことも話題になった。


モーニング娘。54thシングル『愛の軍団』(2013年8月28日発売)

◆ステージとは裏腹な、普段の彼女

ステージ上での高いパフォーマンス力で評価される一方で、普段の彼女はメンバーからもファンからも“ポンコツ”と称されることが多い。よくコケる、忘れ物が多い、食べものはこぼす、育てていたミントにカビを生やす、集合時間に遅刻して飛行機代5万円を自腹で払う……などなど、エピソードは尽きない。そして先輩はもちろん後輩にも人見知りを発揮し、なかなかありのままの自分を出せないこともあった。

しかし徐々に素の彼女が顔を出し、同期の譜久村聖の二の腕や後輩・石田の唇を愛するというちょっぴり変態な一面も見えてくる(モーニング娘。の公式Twitterにアップされた譜久村の写真集やポスターに頬をスリスリする写真では、鞘師の生き生きとした表情が見られる)。そんな等身大の彼女とエースとしてのギャップも、多くの人を惹きつける魅力のひとつだろう。


『冷たい風と片思い』(2015年12月29日)もともと鞘師のソロ曲として書き下ろされグループ全員で歌唱することになった曲。鞘師卒業シングルに収録。

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