──アイドルファン以外にも刺さったな、という実感はありますか?
一同 あります。
村星 桜エビ~ず、初めまして! の方が最近増えてきたのですが、特にバンド好きな方や音楽好きの方がものすごく増えた気がします。
芹澤 握手会で、それまで聞いたことがない音楽用語を話してくる方が増えたね。「あれ、スカだよね」とか。
川瀬 「あの曲のジャンル、○○だね」と言われるたびに、「そうなんだ!」としか返せないけどね(笑)。
水春 藤井校長からよく、「敵は社外」と言われるんですよ。今の桜エビ~ずは、スターダストの中だけでなく、他のアイドルさんやアーティストさんが好きな方にも刺さってほしいという願いが込められていて。今までアイドルに興味がなかった方が桜エビ~ずの曲を通じて好きになり、他のアイドルさんにハマって、どんどん僕たちを通じてアイドルの世界を活性化してもらいたいんです。言っちゃうと「桜エビ~ずがアイドル業界の入り口になる!」と言われるぐらいの存在になりたい! ……と勝手に思ったんだけど、どう(笑)?
一同 アハハ(笑)。
川瀬 同意を求められた(笑)。
桜井 でも、それぐらいの存在になれたらうれしいね。
──最近では「エビ中の妹分的存在」という自己紹介もあまり聞かれなくなったように思います。
芹澤 しばらくは「エビ中さんの妹分的存在」と言っていないと不安でした。誰? って思われている気がして。
水春 それが今は、12カ月連続新曲のおかげで、「エビ中さんの妹分的存在です!」と言っても「えっ、エビ中要素どこ!?」とツッコまれるぐらいに、僕たちらしさが出始めたと思います。僕たち、エビ中さんに甘えずに、独り立ちできたんだなぁって。
茜 ファンの方からはよく「下積み時代が長いよね」と言われて。4年経って、やっと自分たちが進むべき道が分かってきた気がして……(声が滲み始める)
川瀬 大丈夫?
茜 昔を思い出したら、泣きそうになって……あぁ、もうダメだぁ~(涙が止まらない)。ずっと「妹分とか勝手に語るな」と、言われてきて本当に悔しくて。今、桜エビ~ずとして、褒めてもらえるのが本当にうれしいんです。今私たち、良い感じの状態なんです。この良い感じのまま成長して、良い感じのままどんどん進んでいきたいんですよ!
水春 良い感じ、多すぎ(笑)。けど本当に良い感じだと思うよ。
茜 (涙を拭って)エビ中さんの妹分的存在だから、じゃなくて「私たち、桜エビ~ずなんだよ!」と、胸張って言い続けたいんです!